結論から言うと、経営者の資産運用で最初にやるべきことは「銘柄選び」でも「市場分析」でもなく、「投資軸の設計」です。これだけやれば、あとの判断が驚くほどシンプルになります。その具体的な手順を、この記事でステップ形式でお伝えします。
経営者として日々の売上・利益を積み上げてきた方が、ある日こう気づきます。「銀行口座に置いているだけでは、インフレと円安でお金の価値が目減りしていく」と。預金金利が0.001%の時代に、毎年2〜3%のインフレが続けば、10年後の実質資産はじわじわと減っていく。頭ではわかっていても、本業が忙しくて投資の勉強まで手が回らない——そういう方が本当に多いのです。
私はハワードジョイマンといいます。静岡県清水区を拠点に、店舗経営者向けの売上・利益アップを20年間サポートしてきました。そして2016年から株式投資を始め、初期は多額の損失も経験しました。その痛い失敗を経て辿り着いたのが、月足ボリンジャーバンドを使った「月1回チェックでOK」な中長期投資メソッドです。今回は、経営者が本業のお金を守り育てるための3つの鉄則を、具体的なステップでお伝えします。
こんな方におすすめ
- ✅ 本業で利益は出ているが、そのお金を有効に活用できていないと感じている経営者の方
- ✅ 毎日チャートを見る時間はないが、副業投資で資産を増やしたい方
- ✅ 過去にデイトレードや短期売買で損失を出した経験がある方
- ✅ 円安・インフレで預金の実質価値が目減りしていることに危機感を持っている方
- ✅ 感情に流されない、再現性のある投資ルールを持ちたい方
鉄則①「投資スタイルの設計」——経営者には中長期投資しか合わない
まずステップ1として、自分の投資スタイルを「中長期」に決めること。これが最初の鉄則です。
経営者の方が副業で株式投資を始めると、最初はどうしてもデイトレードや短期売買に引き寄せられます。YouTubeやSNSで「1日〇万円稼ぎました」という情報が溢れているので、無理もありません。でも少し考えてみてください。本業でランチのピーク対応をしながら、スマホで5分刻みのチャートを見られますか?接客中に含み損が気になって、笑顔でお客さんと話せますか?
答えは明らかですよね。
私が採用しているのは月足チャートを使った中長期投資です。月足とは、1本のローソク足が1ヶ月分の値動きを表すチャート。これを見るのは基本的に月末の1回だけ。日中の値動きは一切気にしません。ウォーレン・バフェットも日足を毎日眺めて売買しているわけではありませんよね。
「つまらない投資が一番稼げる」というのが私の持論です。毎日ドキドキしなくていい。むしろそういう投資こそが、経営者の本業を守り、長期で資産を積み上げていきます。
鉄則②「買うタイミングの固定化」——感情を排除するルール設計
投資スタイルが決まったら、次のステップは買うタイミングのルール化です。これが鉄則②です。
経営者が株で損をする最大の原因は、実は「銘柄選び」ではありません。「買うタイミングの間違い」です。上がっているから買う、ニュースで話題だから買う、SNSで誰かが推奨していたから買う——こういった飛びつき買いは、機関投資家が設けた罠にまんまと入り込んでいる状態です。
私が使っている買いサインは明確です。
- 月足チャートのボリンジャーバンド -2σ または -3σ にタッチしている
- その後、2ヶ月連続で陽線が出ている
ボリンジャーバンドは「ゴムのバネ」のようなものです。バネを強く引っ張れば引っ張るほど、放したときに大きく戻ります。-3σまで売り込まれた株は、統計的に見て正規分布の外側。それだけ売られすぎている状態です。そこに「2ヶ月連続陽線」という反発の証拠が加われば、初めて買いを検討します。
「買った途端に下がる」「損切りしたら上がる」という経験を持つ方は多いですが、それは機関投資家に揺さぶられやすい高値圏で買ってしまっているからです。このルールを守るだけで、そのストレスは大幅に減ります。
✓ ここまでのポイント
- 経営者には「月足中心の中長期投資」が合っている。日足を毎日見る必要はない
- 買いタイミングは「月足-2σ/-3σタッチ後の2ヶ月連続陽線」という明確なルールで感情を排除する
- 「つまらない投資」こそが経営者の本業を守りながら資産を積み上げる最短経路
鉄則③「出口戦略の設計」——利確と撤退の基準を先に決める
買いルールと同様に重要なのが、売りのルールです。これが鉄則③。出口戦略は株を買う前に設計しておくのが原則です。
塩漬け株を抱えている方に共通するのは、「いつ売るか」を決めずに買っていること。含み損が出ると「いつか戻るはず」と思い込み、ズルズルと保有し続ける。でも根拠のない期待は投資ではなく、ギャンブルです。
株研メソッドでは、出口も数値で決めています。
- 利益確定:月足の +2σ にタッチしたら売りを検討
- 撤退(ロスカット):保有後に2ヶ月連続で陰線が出たら退場
これだけです。「銘柄に恋をしない」という言葉を私はよく使いますが、自分が買った株に感情移入すると、判断が歪みます。ルールに従って機械的に動くことが、長期で安定した成果につながります。
また、銘柄選びの段階でも条件を絞っています。上場10年未満・株価1,000円以下・黒字見通し・出来高が一定以上——こういったフィルターをかけたキャッシュリッチな企業の中から候補を探します。創薬株・レバレッジ商品・根拠の薄いIPOは原則として手を出しません。それよりも、地味でも着実に利益を積み重ねる銘柄を選ぶ。これが「1,000円以下の株から始める」という考え方の背景にあります。
「株研のルールに従って運用するようになってから、感情的な売買がなくなりました。ベイスや楽天グループ、サイバーエージェントなど複数銘柄で数万〜30万円超の利確を積み上げ、2025年8月時点で含み益が2,300万円になりました」
野村順二さん(飲食個人店コンサル)
野村さんは本業の傍ら、株研のルールを淡々と実行し続けた結果、この数字を達成されています。派手な投機ではなく、ルールの反復。それが資産形成の本質だと、受講者さんたちを見ていて改めて実感します。
3つの鉄則を実践するための具体的なステップ
ここで全体の流れを整理しておきましょう。
STEP 1:投資スタイルを「月足中長期」に固定する
まずデイトレード・短期売買の発想を手放すことから始めます。月末に1回、月足チャートを確認する習慣だけ作ればOKです。
STEP 2:候補銘柄をスクリーニングする
株探やバフェットコード、自社開発の「お宝銘柄発掘ツール」を使い、条件に合う銘柄リストを作ります。ニュースやSNSの推奨に頼らず、自分の目で数値を確認することが重要です。
STEP 3:買いサインを待つ
候補銘柄の月足チャートを定期観測し、-2σ/-3σタッチ後の2ヶ月連続陽線というサインが出るまで待ちます。「買いたい衝動」をこらえることが、この段階の最大の仕事です。
STEP 4:出口戦略をセットで決めてから買う
「+2σで利確、2ヶ月連続陰線で撤退」という売りルールを、買いと同時に手帳やスプレッドシートに書き込みます。後から感情で上書きしないためのメモです。
STEP 5:記録して改善する
売買結果を記録し、ルール通りに動けたかどうかを月に一度振り返ります。勝ち負けよりも「プロセスが正しかったか」を評価することで、投資の精度が上がっていきます。
私自身、このプロセスを愚直に繰り返しています。2026年4月10日には、ライフドリンクカンパニー(2585)の信用ポジションを手仕舞いし、+1,608,096円の実現損益を記録しました。華々しい一発ではなく、こういった積み重ねが毎月50〜100万円規模の利益につながっています。
まとめ|経営者の資産運用は「仕組み化」が全て
本業で一所懸命稼いだお金を、インフレと円安に侵食されながら銀行に置き続けるのはもったいない。かといって、毎日チャートに張り付いて本業がおろそかになっては本末転倒です。
経営者に必要なのは、「スキル」よりも「仕組み」です。
- 鉄則①:投資スタイルを中長期に固定する
- 鉄則②:買いタイミングをルールで決める
- 鉄則③:出口戦略を先に設計する
この3つを実行するだけで、感情に振り回されず、本業を犠牲にしない資産形成の道が開けます。
株研では、こうしたメソッドを月1回のセミナーやBAND掲示板を通じてメンバーと一緒に実践しています。「自分で根拠を持って判断できる投資家になること」が私が大切にしていることです。銘柄を教えてもらうより、判断できる軸を持つこと——それがあなたの一生の財産になります。
まずは無料のメルマガやコミュニティ詳細ページから、株研メソッドの全体像を確認してみてください。ご自身のペースで、一歩踏み出してみていただければ嬉しいです。