先日、飲食店を経営している方からこんな相談を受けました。
「ジョイマンさん、うちの店は去年よりも売上が上がったんですよ。でも手元に残るお金は全然増えていなくて……。なんか損している気分です」
この言葉、刺さりました。
実はこれ、多くの経営者が感じているリアルな「矛盾」です。
一生懸命売上を上げているのに、資産が増えていかない。その原因の一つが、「稼いだお金をそのまま銀行に預けている」という習慣です。
私、ハワードジョイマンは静岡県清水を拠点に、店舗経営者向けの売上・利益アップ支援を20年以上続けてきました。そして2016年から株式投資を開始し、現在は副業投資コミュニティ「株研」を主宰しています。今回は、経営者だからこそ「投資」を学ぶ必要がある理由を、私自身の経験も含めてお伝えしたいと思います。
こんな方におすすめ
- ✅ 売上は伸びているのに、手元の資産が増えていない経営者の方
- ✅ 株式投資に興味はあるが、本業が忙しくて手が出せない方
- ✅ 過去にデイトレードや短期売買で損をした経験がある方
- ✅ 円安・インフレで預金の目減りに不安を感じている方
- ✅ 「売上を上げる力」と「資産を増やす力」の両方を身につけたい方

経営者が「投資をしない」ことのリスク
経営者の方は、売上を上げる力には長けています。マーケティングを学び、スタッフを育て、商品を磨く。それは素晴らしいことです。
でも、こんな現実があります。
仮に年間1,000万円の売上があって、経費を引いた手残りが200万円だとします。その200万円を銀行に預けると、今の金利では年間数千円の利息しか生まれません。一方でインフレが進めば、その200万円の「実質的な価値」は毎年じわじわと目減りしていく。
つまり、頑張って稼いでも、稼いだお金が「寝ているだけ」の状態では、資産は増えないどころか目減りしているのです。
私がこの事実に本気で向き合ったのは、2016年に株式投資を始めたときでした。最初は多額の損失を出しました。投資詐欺にも遭いました。「こんなに経営を勉強してきたのに、なぜ投資ではこんなに負けるんだろう」と悔しさと情けなさが混じり合ったあの頃の感覚は、今でも覚えています。
それでも、塩漬けになった株の値動きを毎月じっくり観察し続けた結果、ある法則に気づきました。それが後の「株研メソッド」の原点、月足ボリンジャーバンドの活用です。
売上を上げる力と、お金を増やす力は「別スキル」
経営者の方とお話しすると、「投資は自分には向いていない」とおっしゃる方が少なくありません。でも少し立ち止まって考えてみてください。
店舗を開業したばかりのとき、集客のやり方を知っていましたか?
メニューの原価計算を最初からできましたか?
採用面接でいい人材を見極める目は、最初から持っていましたか?
すべて、学んで、実践して、失敗して、改善したはずです。
投資も同じです。スキルです。向き不向きの話ではなく、学び方と実践の仕方の問題です。
経営者が投資を学ぶうえで持っている強みがあります。それは「事業の数字を読み慣れている」という点です。損益計算書を見ることへの抵抗が少ない、現金フローの重要性を理解している、リスクを取ることの意味を体感的に知っている。これは投資を学ぶ上で、実は大きなアドバンテージになります。
「売上を上げる力」と「お金を増やす力」。この2つの車輪が揃って初めて、経営者としての資産形成は加速します。片輪だけでは、自転車は前に進みません。
✓ ここまでのポイント
- 稼いだお金を銀行に置くだけでは、インフレにより実質的に目減りしている
- 投資は「向き不向き」ではなくスキル。経営者はすでに学ぶ下地を持っている
- 「売上を上げる力」と「お金を増やす力」の両輪で、はじめて資産形成が加速する
「本業が忙しい経営者」にこそ、月足投資が合っている
「でも、株って毎日チャートを見ないといけないんでしょ?」
これはよく聞かれます。答えは、「見る必要はありません」。少なくとも、株研メソッドではそうです。
私が実践・指導しているのは、月足ボリンジャーバンドを使った中長期投資です。日足は見ません。チェックするのは月末の1回だけでOKです。
具体的な買いサインは、月足チャートでボリンジャーバンドの-2σ(または-3σ)に株価がタッチした後、2ヶ月連続で陽線が出た瞬間です。これをゴムのバネにたとえて説明することがよくあります。バンドに強く押し込まれたゴムが、勢いよく戻ろうとする性質と同じです。
この手法の何がいいかというと、「根拠のある場所」でしか買わないことです。「なんとなく安そう」「SNSで話題だった」「知り合いが勧めた」という理由での購入をしない。根拠を持って判断する習慣が、感情的な売買から解放してくれます。
経営でも同じですよね。「なんとなく繁盛しそうだから」でメニューは変えない。データを見て、根拠を持って判断する。投資も、その延長線上にあるのです。
「株研のルールに従って運用するようになってから、感情的な売買がなくなりました。ベイスや楽天グループ、サイバーエージェントなど、数万円から30万円超の利確を積み上げてきて、現在の含み益は2,300万円に達しています」
野村順二さん(飲食個人店コンサル・株研受講者)
野村さんは本業のコンサルティングをしながら、株研のルールを守り続けた結果、この数字を積み上げました。毎日チャートを眺めていたわけではありません。根拠のある場所で買い、ルールに従って売る。それだけです。
「つまらない投資」が、経営者の資産を着実に守る
私がよく言うことがあります。「つまらない投資が一番稼げる」。
デイトレードや短期売買は刺激があります。毎日値動きがあって、ドキドキする。でもそのドキドキが本業の集中を奪い、感情的な判断を生み、最終的に損失につながります。私も最初はその失敗を経験しました。
一方で月足ベースの中長期投資は、正直、日々の動きはほぼ無視します。1ヶ月に一度、月足チャートを確認して「まだ保有でいいか」「売りサインが出たか」をチェックする。それだけです。
つまらいでしょ? でも、そのつまらさが最大の武器なのです。
経営者の方は、本業にエネルギーをフルに使える。株のことで夜眠れない日々を過ごす必要がない。これが「副業投資」の理想の形だと、私は思っています。
私自身、2026年4月にはライフドリンクカンパニー(2585)の信用ポジションを手仕舞いし、+1,608,096円の実現損益を出しました。これも毎日チャートを凝視して得たものではありません。月足で根拠を確認し、ルール通りに動いた結果です。
まとめ|経営者の「次の一手」は、投資スキルを磨くこと
売上を上げることは大切です。でも、稼いだお金をどう守り、どう増やすかを考えなければ、いつまでも「走り続けるだけの経営」から抜け出せません。
私が株研を立ち上げた理由の一つも、そこにあります。経営者や個人事業主の方に、投資という「もう一本の柱」を持ってほしい。そして、お金の力を使って、自分の周りの人や社会にも貢献できる立場になってほしい。そういう思いがあります。
特別な才能は必要ありません。必要なのは、正しい手順で学ぶこと、そして根拠を持って行動すること。それだけです。
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「売上を上げる力」を持つ経営者が、「お金を増やす力」も手に入れたとき、どんな景色が見えるか。一緒に確かめてみましょう。