先日、株研のメンバーさんからこんなメッセージをいただきました。
「ジョイマンさん、SBI証券を使っているんですが、月足のボリンジャーバンドをどこで設定すればいいか分からなくて……。画面が多すぎて迷子になっています」
実はこれ、かなり多い質問です。株研メソッドの考え方は理解できた、でも実際にどの画面を開いて何をクリックすればいいのか分からない、という方が多い。チャートの見方よりも前に「チャートの出し方」で詰まってしまうわけです。
今回はSBI証券(マーケットスピード2)を使って、月足チャートにボリンジャーバンドを表示するところから、-2σ/-3σのタッチを確認し「2ヶ月連続陽線」という買いサインまで見届けるための具体的な手順をお伝えします。ツールの設定に迷っている方は、この記事を画面の横に開きながら進めてみてください。
こんな方におすすめ
- ✅ SBI証券を使っているが、月足チャートへのボリンジャーバンドの出し方が分からない方
- ✅ 「買った途端に下がり、損切りしたら上がる」を繰り返してしまっている方
- ✅ 毎日チャートを見る時間がなく、月1回のチェックで判断できる環境を作りたい方
- ✅ 設定が終わったら次に何を確認すればいいか、流れで知りたい方

「買ったら下がる」は運が悪いのではなく、買う場所が悪い
設定の手順に入る前に、一点だけ確認しておきたいことがあります。
「なぜわざわざ月足でボリンジャーバンドを見るのか」という理由です。ここを理解しないまま設定しても、数字の羅列を眺めるだけになってしまいます。
株研のメンバーさんから「買った瞬間に下がった」「損切りしたら翌日から上がり始めた」という声は後を絶ちません。これ、運が悪いわけでも判断力がないわけでもありません。機関投資家が揺さぶりをかけやすい位置、つまり上昇途中の高値圏で飛びついてしまっているのが原因です。
機関投資家は大きなポジションを動かすために、個人投資家を高値で買わせて売り抜けたり、安値で狼狽売りさせてから拾ったりします。日足チャートを見ながら「勢いがある!」と飛びつくのは、まさにその揺さぶりに乗っかってしまっている状態です。
月足のボリンジャーバンド-2σ/-3σは、そのゴムのバネが最大限に引き伸ばされた地点を示します。過去の価格変動の統計的な範囲を大きく下回った水準ですから、機関投資家でも簡単に押し下げられる余地が少ない。そこから「2ヶ月連続陽線」が出たことを確認してから買うのが株研メソッドの核心です。
詳しいメソッドの考え方についてはボリンジャーバンドを月足で見る理由と日足との違いにまとめていますが、今回はとにかく「設定して確認できる状態にする」ことに集中します。
マーケットスピード2の設定は分かった、でも「実際に月足チャートとボリンジャーバンドがどう見えるのか」を自分の目で確かめるまで不安が残る、という段階だと思います。株研ツールの無料会員登録をすると、月足チャート・ボリンジャーバンド・RSIなどのテクニカル分析画面をすぐに確認でき、解説動画も視聴できます。メールアドレスだけで登録でき、無料で使えます。
ステップ1|マーケットスピード2で月足チャートを開く
SBI証券で月足チャートを使う場合、PCツール「マーケットスピード2」を使うのが最もスムーズです。スマホアプリやブラウザ版でも月足は表示できますが、インジケーターの細かい設定はツールの方が圧倒的にやりやすい。
まだインストールしていない方は、SBI証券のマイページから「ツール・アプリ」→「マーケットスピード2」でダウンロードできます。口座開設済みの方は無料で使えます。
ログイン後の手順はこうです。
①上部メニューの「チャート」をクリック
②銘柄コードまたは銘柄名を入力して検索
③チャート画面が開いたら、画面上部の期間設定から「月」を選択
これで月足チャートが表示されます。デフォルトでは移動平均線が表示されていることが多いので、まず「月足になっているか」と「ローソク足の本数が2〜3年分程度見えているか」を確認してください。
表示期間は3〜5年分が見えるよう調整するのがおすすめです。-2σ/-3σのタッチというのは数年単位で見てこそ意味があります。直近の1年だけ見ても文脈が読めません。
ステップ2|ボリンジャーバンドをチャートに追加する
月足チャートが開けたら、次はボリンジャーバンドを表示します。
①チャート画面の右上または設定アイコンから「テクニカル指標」を選択
②「ボリンジャーバンド」を選んで追加
③パラメータ設定画面で期間「20」、σ(シグマ)を「1」「2」「3」の3段階表示に設定
ここで気をつけてほしいのは、σを「2」だけ表示しているケースが多いということです。株研メソッドでは-2σと-3σ両方のタッチを確認します。-3σまで到達したケースは大幅な売られすぎを示すサインになるため、必ず3段階で表示するよう設定してください。
色の設定は視認性のよいものを選べば何でも構いませんが、-2σと-3σの線を異なる色に設定しておくと、あとでチャートを眺めるときに判断しやすくなります。私はよく-2σをオレンジ、-3σを赤に設定しています。
設定が完了したら、チャート上に上下5本の線(+3σ、+2σ、+1σ、-1σ、-2σ、-3σ)が表示されているはずです。ローソク足が下側のバンドに接触または突き抜けた箇所がないか、過去の動きを確認してみてください。
✓ ここまでのポイント
- 「買ったら下がる」は運ではなく、機関投資家に揺さぶられる高値圏で買っていることが原因
- 月足で-2σ/-3σを確認するには、マーケットスピード2の「テクニカル指標」からボリンジャーバンドを追加し、σを3段階(1・2・3)で表示する
- 表示期間は3〜5年分を確保して、バンドタッチの文脈を読めるようにする
-2σ/-3σタッチ後に「2ヶ月連続陽線」を待つ、という手順は理解できた。でも実際に候補銘柄をどう絞るか、どの月足チャートを週1回開けばいいか、具体的な動き方が分からずに手が止まっている方へ。株研コミュニティでは「お宝銘柄発見ツール」と「月足BB -3σスクリーナー」で候補銘柄を絞り込む手順ごと提供しており、月1回のZoomセミナーで実際の取引事例も共有しています。新規の方には10日間の無料体験があり(人数限定)、ツールを実際に使って確かめられます。
ステップ3|-2σ/-3σのタッチを確認し「2ヶ月連続陽線」を待つ
設定ができたら、いよいよ実際の判断に入ります。
見るポイントはシンプルです。
① ローソク足が-2σまたは-3σに接触した月を確認する
ローソク足の下ヒゲや終値が-2σ/-3σのラインに触れた、あるいは突き抜けた月が「バンドタッチ」です。この時点ではまだ買いません。
② タッチ後の翌月・翌々月のローソク足を確認する
バンドタッチの翌月が陽線(終値が始値より高い)、さらにその翌月も陽線になっているか。この「2ヶ月連続陽線」が確認できたタイミングが、株研メソッドの買いサインです。
③ 2ヶ月目の陽線が確定したら買いを検討する
月足は1ヶ月ごとに確定します。月末の終値でローソク足の形が確定するので、月に1回チャートを確認するだけで判断できます。毎日画面を眺める必要はありません。
この流れを実際の感覚で掴むには、過去のチャートで「-2σ/-3σタッチ→2ヶ月連続陽線→その後の動き」をさかのぼって確認してみることをおすすめします。統計的に価格が引き戻される性質があるため、ゴムのバネが縮むように反発するケースが多いことに気づくはずです。
もちろん、必ずしも反発するとは言い切れません。投資に絶対はありませんし、私自身もそういう断定はしません。ただ「根拠のある買いタイミング」と「なんとなくの飛びつき買い」では、長期的な結果が変わってくる。そこが重要です。
月足のダブルボトム(W底)と組み合わせた買い手順も参考になりますので、バンドタッチの形をさらに深掘りしたい方はあわせて読んでみてください。
「2026年4月10日、ライフドリンクカンパニー(2585)の信用ポジションを手仕舞いして、+1,608,096円の実現損益になりました。月足のボリンジャーバンドでタイミングを計り、根拠を持って入ったポジションです」
ハワードジョイマン(株研主宰)
これは私自身の取引ですが、株研メソッドの考え方に沿って月足を確認し、根拠を持ってポジションを取った結果です。毎日チャートを眺めていたわけではなく、月に一度の確認と判断基準に従って動いた。そういう「つまらない投資」の積み重ねが、結果として大きな利益につながっています。
ステップ4|スクリーニングで候補銘柄を絞り込む(応用)
設定方法を覚えたら、次の疑問が出てきます。「全上場銘柄のチャートを1枚1枚確認するのは現実的じゃない」というものです。まったくその通りです。
そこで使うのが事前の銘柄スクリーニングです。株研では銘柄選定の入り口として以下の条件を目安にしています。
- 上場10年未満の銘柄(チャートが比較的素直な動きをしやすい)
- 株価1,000円以下(少額から入りやすい)
- 直近決算が黒字見通し(ファンダメンタルの裏付けがある)
SBI証券のスクリーニング機能やみんかぶのスクリーニングツールでこの3条件を設定すると、候補銘柄が大幅に絞れます。そこから出てきた銘柄をマーケットスピード2で月足チャートを開き、先ほどの手順でボリンジャーバンドを確認する、という流れです。
候補が10〜20銘柄程度まで絞れれば、月1回のチェックは1〜2時間もあれば完了します。本業が忙しい経営者でも、週末に少し時間を取れれば十分に回せる仕組みです。
さらに一歩踏み込みたい方は、株研メソッドの全貌と月足・2ヶ月連続陽線の核心も参照してみてください。銘柄選定から売買ルールの全体像を把握できます。
まとめ|設定は手段、大切なのは「根拠を持って買う」習慣
今回お伝えしたSBI証券での月足ボリンジャーバンド設定の手順を整理します。
- マーケットスピード2を開き、銘柄を検索して「月」足に切り替える
- テクニカル指標からボリンジャーバンドを追加し、期間20・σを1/2/3の3段階表示に設定する
- 表示期間を3〜5年分に広げ、-2σ/-3σへのタッチ箇所を確認する
- タッチ後に「2ヶ月連続陽線」が出るのを待ち、2ヶ月目の確定後に買いを検討する
- 事前スクリーニングで候補銘柄を絞り、月1回のチェックを習慣にする
設定そのものは慣れれば10分もあれば完了します。大切なのはその先、「なぜここで買うのか」という根拠を自分の言葉で説明できるようになることです。根拠のない売買は、どれだけ良いツールを使っても感情的な判断に流されてしまいます。
「買ったら下がる、損切りしたら上がる」という体験を繰り返してきた方ほど、この「根拠を持って待つ」という姿勢が逆説的に功を奏します。つまらないくらい淡々と月足を確認して、サインが出たら動く。その繰り返しが、本業を犠牲にせずに資産を育てる道につながります。
設定の手順を覚えた今、次に必要なのは「この買いサインで実際に動く」経験を積む場所です。株研コミュニティでは月足BB -3σスクリーナーで候補銘柄を絞り、月1回のセミナーで売買判断の根拠を共有しており、2026年4月のライフドリンクカンパニー+160万円超を含む実取引のレビューも会員が閲覧できます。ページ内に会費・クラス構成・10日間無料体験の詳細を記載しています。