ステップ4:いつ株を売ればいいの?【利益確定のタイミング】
こんにちは!今日は、株研メソッドのステップ4を解説します。
「売却のタイミング」
「いつ売ればいいの?」 「もっと上がるかも…」 「売り時が分からない…」
買うより、売る方が難しい。
これは投資の世界の真理です。
今日は、株研メソッドの売却ルールを完全解説します。
なぜ売るのが難しいのか?
心理的な理由
パターン1:欲張ってしまう
購入:800円
現在:1,000円(+25%)
心理:
「もっと上がるかも」
「1,200円まで待ちたい」
「まだ売らない」
結果:
その後下落
900円(+12.5%)
「あの時売っておけば...」
欲張りが失敗を招く
パターン2:少しの下落で焦る
購入:800円
最高値:1,200円(+50%)
現在:1,150円(+43.8%)
心理:
「下がってきた...」
「もっと下がる前に売ろう」
売却:1,150円
その後:
1,400円まで上昇
「なんで...250円も損した...」
焦りが機会損失を招く
パターン3:「まだ戻る」症候群
購入:800円
最高値:1,200円(+50%)
現在:900円(+12.5%)
心理:
「一時的な調整だ」
「また1,200円まで戻る」
「待とう」
その後:
600円まで下落(-25%)
「なんで売らなかったんだ...」
希望的観測が損失を拡大
客観的な理由
理由1:天井は分からない
リアルタイムでは:
今が天井かどうか分からない
後から見れば:
「ここが天井だった」
でも:
その時は分からない
だから難しい
理由2:個別の事情がある
人によって:
- 必要な金額が違う
- リスク許容度が違う
- 保有期間の考えが違う
正解は人それぞれ
だから迷う
株研メソッドの3つの売却ルール
ルール1:+2σ到達で売却(利益確定)
最も基本的なルール
ボリンジャーバンド:
+2σに到達
意味:
統計的に「高すぎる」水準
95%の確率で±2σ内のはず
判断:
売却
これが基本
具体例
購入:800円
ボリンジャーバンド設定:
+2σ:1,200円
株価推移:
1ヶ月後:900円
2ヶ月後:1,000円
3ヶ月後:1,100円
4ヶ月後:1,200円(+2σ到達)
判断:
売却
売却価格:1,200円
利益:+400円(+50%)
ルール通り
なぜ+2σなのか?
統計的根拠:
95.4%の確率で±2σ内に収まる
+2σに到達:
統計的に異常値
今後、中央値に戻る可能性が高い
つまり:
下落する可能性が高い
だから売る
+3σの場合
+3σに到達:
さらに異常値
99.7%の確率を超えている
判断:
即座に売却
+2σで売れなかった場合の
セーフティネット
ルール2:2ヶ月連続陰線で売却(トレンド転換)
下降トレンド入りのサイン
月足チャートで:
2ヶ月連続で陰線
意味:
上昇トレンド終了
下降トレンド入りの可能性
判断:
売却
具体例
購入:800円(2023年4月)
経過:
5月:900円(陽線)
6月:1,000円(陽線)
7月:1,100円(陽線)
8月:1,150円(陽線)
9月:1,100円(陰線)← 1回目
10月:1,050円(陰線)← 2回目
10月末時点:
2ヶ月連続陰線
判断:
11月初旬に売却
売却価格:1,050円
利益:+250円(+31.3%)
+2σ(1,200円)には届かなかったが、
トレンド転換を察知して利確
ルール通り
なぜ2ヶ月連続陰線なのか?
1ヶ月だけの陰線:
一時的な調整の可能性
2ヶ月連続陰線:
明確なトレンド転換
下降の勢いが出ている
だから売る
ルール3:-15%で損切り(損失確定)
最も重要なルール
購入価格から-15%
意味:
投資判断が間違っていた
これ以上の損失を防ぐ
判断:
損切り
具体例
購入:800円
損切りライン:
800円 × 0.85 = 680円
株価推移:
1週間後:750円(-6.3%)
2週間後:720円(-10%)
3週間後:690円(-13.8%)
4週間後:680円(-15%)
判断:
損切り
売却価格:680円
損失:-120円(-15%)
辛いが、ルール通り
なぜ-15%なのか?
損失を限定:
-15%なら、まだ取り戻せる
-50%になったら:
取り戻すのに+100%必要
非常に困難
早めの損切りで、損失を最小化
逆指値注文の活用
購入と同時に:
逆指値注文を設定
設定:
「680円以下になったら、成行売り」
これで:
自動的に損切り
感情が介入しない
最強の方法
3つのルールの優先順位
優先順位
1位:-15%の損切り(最優先)
損失を最小化
2位:+2σ到達(基本)
利益確定の基本
3位:2ヶ月連続陰線(補助)
+2σに届かない場合の売却タイミング
実践例
ケース1:順調に上昇
購入:800円
経過:
+2σ:1,200円に到達
判断:
ルール2を適用
売却:1,200円
利益:+50%
理想的なパターン
ケース2:途中で下降転換
購入:800円
経過:
最高値:1,100円(+37.5%)
その後、2ヶ月連続陰線
判断:
ルール3を適用
売却:1,050円
利益:+31.3%
+2σには届かなかったが、
トレンド転換を察知して利確
良いパターン
ケース3:損切り
購入:800円
経過:
下落が続き、680円(-15%)
判断:
ルール1を適用(最優先)
損切り:680円
損失:-15%
辛いが、正しい判断
売却後の注意点
注意点1:売却後も株価を見ない
よくある失敗
売却:1,200円
その後:
1,300円まで上昇
心理:
「売るのが早かった...」
「あと100円取れたのに...」
後悔
でも:
これは「魚の尻尾」
くれてやった
気にしない
正しい心構え
売却後:
その銘柄の株価は見ない
理由:
見ても意味がない
後悔するだけ
次の銘柄を探す
前を向く
これが大事
注意点2:売却理由を記録する
投資日記に記録
売却日:2023年10月15日
銘柄:OO株
購入価格:800円
売却価格:1,200円
利益:+50%
売却理由:+2σ到達
感想:
ルール通りに売却できた
途中で売りたい衝動があったが、我慢した
我慢して良かった
次に活かす
記録の価値
記録することで:
- なぜ売ったか明確
- 次に活かせる
- 成功パターンが見える
成長につながる
注意点3:すぐに次を買わない
冷静になる時間
売却後:
すぐに次を買いたくなる
でも:
一旦休憩
理由:
興奮状態
冷静な判断ができない
1週間空ける
冷静になってから次を探す
よくある売却の失敗パターン
失敗パターン1:早すぎる利確
実例
購入:800円
1ヶ月後:900円(+12.5%)
「やった!利確!」
→ 売却
その後:
1,400円まで上昇(+75%)
「なんで...500円も損した...」
早すぎる利確で、
大きな利益を逃す
よくある失敗
対策
ルールを守る:
+2σまで待つ
+12.5%で売りたくなっても:
「まだ+2σじゃない」
「我慢」
ルール通りにする
失敗パターン2:欲張りすぎ
実例
購入:800円
+2σ到達:1,200円
「まだ上がるかも...」
「1,500円まで待ちたい」
→ 売らない
その後:
900円まで下落(+12.5%)
「あの時売っておけば...」
欲張りすぎで、
利益が大幅減少
よくある失敗
対策
ルールを守る:
+2σで売る
「まだ上がるかも」と思っても:
「ルールは+2σで売却」
「売る」
欲張らない
失敗パターン3:損切りできない
実例
購入:800円
損切りライン:680円
株価:690円(-13.8%)
「もう少し待てば戻るかも...」
株価:680円(-15%)
「ここまで来たら、もう...」
→ 損切りしない
その後:
500円まで下落(-37.5%)
「なんで損切りしなかったんだ...」
損切りできずに、
損失が拡大
最悪の失敗
対策
逆指値注文:
購入と同時に設定
自動的に損切り
感情が介入しない
これで解決
実例:PP株での売却判断
背景
2020年5月購入
銘柄:PP株(仮名、IT企業)
購入価格:700円
購入理由:
✅ 2ヶ月連続陽線
✅ -3σから反転
✅ すべての条件を満たす
ボリンジャーバンド:
+2σ:1,100円
損切りライン:
595円(-15%)
逆指値注文設定済み
保有期間
1ヶ月目(6月)
株価:780円(+11.4%)
心理:
「もう+11%だ」
「売ろうかな...」
でも:
「+2σは1,100円」
「まだまだ」
判断:
保有継続
ルールを守った
3ヶ月目(8月)
株価:900円(+28.6%)
心理:
「もう+28%!」
「十分じゃない?」
「売りたい...」
でも:
「+2σは1,100円」
「まだ」
判断:
保有継続
我慢した
5ヶ月目(10月)
株価:1,050円(+50%)
心理:
「+50%!すごい!」
「絶対売りたい!」
でも:
「+2σは1,100円」
「あと少し」
判断:
保有継続
限界だったが、踏ん張った
売却
6ヶ月目(11月初旬)
株価:1,120円(+60%)
+2σ確認:
1,100円を超えた
判断:
ルール通り売却
売却価格:1,120円
利益:+420円(+60%)
保有期間:6ヶ月
大成功
売却後
1週間後
株価:1,180円
心理:
「まだ上がってる...」
「売るのが早かったかも...」
でも:
「魚の尻尾はくれてやれ」
「ルール通りで正解」
後悔を振り切る
1ヶ月後
株価:1,050円
下落開始
心理:
「やっぱり売って正解だった」
「ルールを守って良かった」
確信
ルールの正しさを実感
よくある質問
Q1:+2σに届かない場合は?
A:2ヶ月連続陰線で売却してください。
+2σに届かないこともある
その場合:
2ヶ月連続陰線を待つ
トレンド転換のサインで売る
これも立派な利確
Q2:+2σを超えてさらに上がったら?
A:それは「魚の尻尾」。くれてやる。
+2σで売却後:
さらに上昇することもある
でも:
それは取れない部分
気にしない
次の銘柄を探す
Q3:損切り後、株価が戻ったら?
A:それは仕方ない。ルールを守ったことが大事。
損切り後:
株価が戻ることもある
でも:
損切りは正しい判断
結果論で後悔しない
Q4:全部売る?一部だけ売る?
A:株研メソッドでは全部売ります。
一部売却:
管理が複雑になる
全部売却:
シンプル
次の銘柄に集中できる
全部売る
まとめ:売却はルールで決まる
今日の重要ポイント
- なぜ売るのが難しいのか
- 欲張ってしまう
- 焦ってしまう
- 希望的観測
- 天井は分からない
- 株研メソッドの3つの売却ルール
- ルール1:+2σ到達で売却(基本)
- ルール2:2ヶ月連続陰線で売却(補助)
- ルール3:-15%で損切り(最優先)
- 優先順位
- 1位:損切り(-15%)
- 2位:+2σ到達
- 3位:2ヶ月連続陰線
- 売却後の注意点
- 売却後は株価を見ない
- 売却理由を記録
- すぐに次を買わない
- よくある失敗
- 早すぎる利確
- 欲張りすぎ
- 損切りできない
- 実例:PP株
- 6ヶ月保有
- +60%で売却
- ルール通りで大成功
実践のためのチェックリスト
購入時にやること:
□ +2σの価格を確認 □ 損切りライン(-15%)を計算 □ 逆指値注文を設定 □ 投資日記に記録
保有中にやること:
□ 月1回だけチェック □ +2σ到達を確認 □ 2ヶ月連続陰線を確認 □ 感情に流されない
売却時にやること:
□ ルール通りか確認 □ 売却理由を記録 □ 売却後は株価を見ない □ 1週間休憩
最後に:売却もルール通りに
売却は、買いより難しい。
でも:
ルールがあれば、簡単
株研メソッドの売却ルール:
1. +2σで売る
2. 2ヶ月連続陰線で売る
3. -15%で損切り
これだけ
シンプル
でも、効果的
感情を排除して、機械的に売却する。
欲張らない
焦らない
希望的観測を持たない
ルール通りに売る
これで勝てる
売却のタイミングに迷ったら、このコンテンツを読み返してください。
次回、ステップ5では「リスク管理の方法【損失を最小化する】」を解説します。
一緒に、ルール通りに売却して、確実に利益を積み重ねていきましょう!
今日のポイント:
- 売却は買いより難しい、感情が邪魔をする
- 株研メソッドの3つの売却ルール:+2σ、2ヶ月連続陰線、-15%損切り
- 優先順位:損切り>+2σ>2ヶ月連続陰線
- 売却後は株価を見ない、「魚の尻尾」を気にしない
- よくある失敗:早すぎる利確、欲張りすぎ、損切り不能
- 逆指値注文で自動損切り、感情を排除
- ルール通りに機械的に売却すれば勝てる

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