「株価が激しく動いて、買った瞬間に損をしてしまった…」
「短期売買をしてみたいけど、ギャンブルみたいで怖い」
株式投資において、本来の正解はウォーレン・バフェットのように
「良い銘柄を長く持つこと(中長期投資)」です。
稼いでいる投資家ほど、売買回数は少ないのが鉄則です。
しかし、「どうしても3日〜5日スパンの短期で利益を出したい」というニーズがあるのも事実。
そこで今回は、2023年7月の株研セミナーで公開された、
リスクを極限まで抑えて短期で勝つための「出来高100万株投資法」について解説します。
1. 命を守る鉄則「出来高100万株以上」を選ぶ
短期トレードで負けないための最初のフィルターは、
「出来高(売買成立数)」です。必ず「出来高が100万株以上ある銘柄」だけを選んでください。
なぜ「100万株」必要なのか?
出来高が少ない銘柄は、参加者が少ないため、
特定の資金力がある投資家の売り買いだけで株価が乱高下してしまいます。
逆に、出来高が100万株以上ある銘柄は、多くの人が参加しているため、
突発的な動きが起こりづらく、株価の波が穏やかになります。
【失敗例:出来高が少ない銘柄の恐怖】
セミナーでは、製薬メーカー「そーせい」の事例が挙がりました。
3000円台だった株価が一気に1400円台まで暴落し、
信用取引をしていた人は逃げることもできずに大損失を被りました。
こうした事故を防ぐためにも、
チャートが素直に動きやすい「出来高100万株以上」の銘柄を選ぶことが、
短期トレードの命綱となります。
2. 「感覚」を捨てろ!チャートは「右肩上がり」だけ
次に銘柄選びです。
「そろそろ底値かな?」「リバウンドするかな?」といった自分の感覚は全て捨ててください。
見るべきなのは「チャートという事実」だけです。
日足・週足・月足の「3点上昇」を狙う
短期トレードであっても、世の中の流れ(トレンド)に逆らってはいけません。
以下の3つが全て「右肩上がり」になっている銘柄を選びます。
1. 月足(長期トレンド)が上昇している。
2. 週足(中期トレンド)が上昇している。
3. 日足(短期トレンド)が上昇している。
下落トレンドの銘柄を「そろそろ上がる」と予想して買うのはギャンブルです。
すでに上昇している事実がある「素直で性格の良いチャート」とお付き合いするのが、勝率を上げるコツです。
3. 売買の地図「ボリンジャーバンド」活用術
「右肩上がり」かつ「出来高100万株」の銘柄を見つけたら、いよいよ売買のタイミングを計ります。
ここで使うのが「ボリンジャーバンド」です。
上昇銘柄の「指定席」を知る
きれいな上昇トレンドを描く銘柄は、
ボリンジャーバンドの「移動平均線(中央値)から+3σ(プラス3シグマ)」の間(上半分)で
推移する習性があります。
買いと売りのルール
この習性を利用して、以下のように売買します。
• 買い(Entry): 株価が「移動平均線」や「+1σ」に近づいた時(押し目)。
上昇トレンド中でも必ず波があるため、下がってきたところを拾います。
• 売り(Exit): 株価が「+2σ」や「+3σ」にタッチした時。
統計的に、株価が±2σに収まる確率は約95.4%、±3σに収まる確率は約99.7%です。
つまり、+3σにタッチした株価は「行き過ぎ」であり、
翌日以降下がる確率が高いため、ここで欲張らずに利益確定します。
4. 100円幅をコツコツ取る
この手法の目標は、ホームランを打つことではありません。
どの銘柄であっても「100円の値幅」は同じ100円の利益です。
銘柄に固執せず、チャートの波に乗って100円〜200円の利益を確実に積み重ねることが重要です。
例えば、青空銀行の事例(2023年春〜夏)では、
上昇トレンドに乗って保有するだけで、
2ヶ月足らずで200円幅(2000株なら40万円の利益)が取れていました。
5. チャートを隠して練習しよう
最後に、この手法をマスターするためのトレーニング方法を紹介します。
1. 出来高100万株以上で、右肩上がりの銘柄を見つける。
2. 過去の日足チャートを開き、紙などで右側(未来)を隠す。
3. 1日ずつ紙をずらしながら、「ここで買う」「ここで売る」をシミュレーションする。
これを10銘柄、合計10年分ほど繰り返すと、「あ、この形は上がるな」という感覚が養われます。
まとめ
1. 出来高100万株以上:チャートが素直な銘柄を選ぶ。
2. 右肩上がり:日足・週足・月足が上昇しているものだけを狙う。
3. ボリンジャーバンド:移動平均線付近で買い、+3σタッチで売る。
4. 信用取引NG:必ず現物取引で行う。
短期トレードは刺激的ですが、リスクも伴います。
まずは「素直なチャート」の銘柄だけで、
小さな利益を積み重ねる練習から始めてみてはいかがでしょうか。

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