「庶民のIPO」で発掘!上場10年未満の“見捨てられた”お宝銘柄を見つける方法
「IPO(新規上場株)は抽選に当たらないから関係ない」
「上場直後の株は動きが激しすぎて怖い…」
そう思って、IPO銘柄を敬遠していませんか?
実は、IPO投資の醍醐味は、上場直後のお祭り騒ぎ(セカンダリー)だけではありません。
プロが注目するのは、「上場して数年が経ち、期待が剥がれて株価が下がりきった銘柄」です。
今回は、無料サイト「庶民のIPO」を活用して、そんな“見捨てられた原石”を発掘し、
次の大相場に乗るための具体的なリサーチ手法を解説します。
1. なぜ「見捨てられたIPO」が狙い目なのか?
多くの上場企業は、以下のようなサイクルを辿ります。
1. 上場(IPO): 期待感だけで株価が高騰する。
2. 下落: 実績が伴わず、期待が剥がれて株価が暴落する(見捨てられる)。
3. 成長・再浮上: 上場で得た資金を使って設備投資や採用を行い、数年後に黒字化して株価が本格上昇する。
この「3. 再浮上」の初動を狙うのが今回の戦略です。
資料では、2017年に上場した「ミダック」の例が挙げられています。
上場時は2000円でしたが、その後3回の株式分割を経て、
現在(2025年9月)は実質6000円相当(約3倍)に成長しています。
銀行に預けてもお金は増えませんが、
こうした成長企業を安値で拾うことができれば、資産を大きく増やすことが可能です。
2. 無料ツール「庶民のIPO」の使い方
リサーチに使うのは、IPO情報のまとめサイト「庶民のIPO(ipov.net)」です。
手順
1. サイト内の「上場IPOの株価位置」ページを開く。
2. 2017年〜2024年の過去リストを見る。
3. 上場時の初値よりも現在値が下がっている(マイナスの)銘柄をチェックする。
ここで重要なのは、「株式分割」の有無です。
「分割」と書かれている銘柄は、業績が良くて株価が上がり、
買いやすくするために株数を増やした証拠です。
こうした銘柄は長期的に成長するポテンシャルが高いと言えます。
3. 「買ってはいけない」IPO銘柄の特徴
リストの中には、下がったまま二度と浮上しない銘柄もあります。これらを避けるための「除外基準」を設けましょう。
① 「上場ゴール」の会社は捨てる
上場すること自体が目的で、その後の成長戦略がない会社です。
創業者が株を売り抜けて終わり、というケースが多いため、こうした銘柄は監視リストから外します。
② 「単調なビジネス」は捨てる
例えば、単なる情報サイトやマッチングサイト、ニュースアプリなどです。
これらは参入障壁が低く、ブームが去るとユーザーが離れてしまいます。
逆に、「ユニクロ」のように店舗を全国展開できるビジネスは、
店舗数という明確な「伸びしろ(レバレッジ)」があるため、株価も伸びやすい傾向にあります。
③ 「業界2番手」は捨てる
業界のリーダー(1番手)が上場すると、
連れ高で2番手も上場することがよくあります(例:マネーフォワードとfreeeなど)。
しかし、株価が戻りやすいのは圧倒的に「1番手」です。
2番手企業は、1番手が崩れるとそれ以上に大きく崩れるため、
基本的には業界トップの企業を選びましょう。
4. エントリーは「ボリンジャーバンド」ができるまで待つ
良さそうな銘柄を見つけても、すぐに買ってはいけません。
上場して間もない銘柄(1年〜2年未満)は、
月足チャートの「ボリンジャーバンド」がまだ形成されていないからです。
バンドがない状態での売買は、地図を持たずに航海するようなもので非常に危険です。
焦らずに「監視銘柄リスト」に入れておき、以下の条件が整うのを待ちましょう。
【鉄板の買いサイン】
1. 上場から数年が経ち、月足ボリンジャーバンドが表示されている。
2. 株価が下落し、−2σ(マイナス2シグマ)にタッチした。
3. そこから反発して、「2ヶ月連続陽線」が出た。
例えば、「ウイングアーク1st(4432)」などは、このパターンできれいに利益が取れた事例です。
5. 「チャート脳」を作るワーク
セミナーでは、「販促脳」ならぬ「チャート脳」を作ることの重要性が語られました。
理屈で分かっていても、
実際のチャートを見て「あ、これだ」と瞬時に判断できなければ意味がありません。
【おすすめの練習法】
1. 「庶民のIPO」で、上場時より大きく値上がりしている銘柄(成功例)を見つける。
2. その銘柄のチャート(月足)を開く。
3. 「過去のどこで買えば正解だったか?」を確認する(−2σタッチ後の2ヶ月連続陽線など)。
4. 「もし1000株買っていたら、いくら儲かっていたか」を計算してメモする。
まずは成功パターンを目に焼き付け、
その後に「現在下がっている銘柄(お宝予備軍)」を探すことで、
精度の高い発掘ができるようになります。
まとめ
1. 「庶民のIPO」で過去の上場銘柄リスト(2017年〜)を見る。
2. 上場ゴール・単調なビジネス・業界2番手は除外する。
3. 株式分割をしている企業や、全国展開できる企業に注目する。
4. ボリンジャーバンドができるまで待ち、−2σタッチ+2ヶ月連続陽線でエントリーする。
新しく上場する株に抽選で当たるのを待つよりも、
過去に上場して「見捨てられた株」の中から、
次の成長株を探す方が確実性は高いです。
ぜひ今週末、200銘柄くらいチャートを見て「チャート脳」を鍛えてみてはいかがでしょうか。

コメント