「株を買った途端に下がってしまった…」
「そろそろ底値だと思って買ったら、さらに掘り下げて塩漬けになった」
そんな経験はありませんか? 投資で負けてしまう最大の原因の一つは、
「自分の感覚(そろそろ上がるだろう)」で売買してしまうことです。
今回は、株研セミナーで語られた
「チャートがすべて」という原則に基づき、
最もシンプルで勝率が高い「右肩上がりのチャート(上昇トレンド)」の活用法について解説します。
1. なぜ「右肩上がり」を選ぶべきなのか?
まず、大前提として覚えておきたい言葉があります。
それは、「世の中の流れに逆らってはいけない。
同じように、株価の流れにも逆らってはいけない」ということです。
「感覚」を排除して「事実」を見る
多くの人は、株価が下がっている時に「そろそろ底かな?」「今が買い時かな?」と
自分の感覚で判断しようとします。
しかし、この感覚は大抵外れます。
一方で、チャートが「右肩上がり」になっている銘柄は、
すでに上昇のエネルギーが働いているという「事実」があります。
資料では、これを「素直で性格の良いチャートさんと付き合う」と表現しています。
ひねくれた動き(乱高下)をする銘柄ではなく、
分かりやすく上昇している銘柄と付き合うことが、投資で利益を出す近道です。
2. 短期トレードの極意:3つの「右肩上がり」を揃える
数日〜数週間で利益を狙う短期トレードの場合、以下の条件を満たす銘柄を探します。
① 日足・週足・月足のすべてが上昇している
日足だけでなく、週足、月足の3つすべてが「きれいな右肩上がり」になっている銘柄を選びます。
長期(月足)の流れが上昇であれば、一時的に日足で下がっても、
すぐに戻して上昇を続ける確率が高いからです。
② 出来高が「100万株以上」ある
ここが重要なポイントです。いくらチャートが良くても、
取引参加者が少ない(出来高が少ない)銘柄は、
少数の投資家の売り買いだけで株価が乱高下してしまいます。
逆に、出来高が100万株以上ある銘柄は、多くの人が参加しているため、
突発的な動きが少なく、チャートの法則通りに「素直な動き」をしやすくなります,。
③ ボリンジャーバンドの「上半分」を狙う
右肩上がりの銘柄は、ボリンジャーバンドの移動平均線(中央値)から+3σの間で推移する傾向があります。
• 買い: 移動平均線や+1σに近づいた時(押し目)。
• 売り: +3σにタッチした時(過熱感があるため反落しやすい)。
このリズムに乗るだけで、100円〜200円の値幅を繰り返し取ることが可能になります。
3. 中長期投資の極意:「2ヶ月連続陽線」を確認する
デイトレードのように毎日画面を見られない方は、
「月足(つきあし)」を使った中長期投資がおすすめです。
ここでも「右肩上がり」のサインを見逃さないことが重要です。
「2ヶ月連続陽線」は上昇トレンドの始まり
月足チャートで、2ヶ月連続して「陽線(前の月より値上がりして終わる)」が出た場合、
それは強力な上昇トレンド(右肩上がり)の始まりである可能性が高いです。
資料では、このサインが出た銘柄は、
その後半年〜数年にわたって上昇を続ける傾向があると解説されています。
特に、「ボリンジャーバンドの−2σや−3σ(底値圏)にタッチした後」にこの2ヶ月連続陽線が出たら、
絶好の買い場となります。
4. 練習あるのみ!「チャート隠し」ワーク
理屈は分かっても、実際のチャートを見ると迷ってしまうものです。
そこで推奨されているのが、「過去チャートを使ったシミュレーション」です。
1. 出来高が多く、きれいな右肩上がりの銘柄を見つける。
2. 過去のチャートを開き、紙などで右側(未来)を隠す。
3. 1日(または1ヶ月)ずつ紙をずらしながら、「ここで買う」「ここで売る」と判断し、答え合わせをする。
これを10銘柄ほど、合計12年分くらい練習すると、「あ、このパターンは上がるな」という感覚が養われます。
まとめ
1. 感覚を捨てる: 「そろそろ」ではなく、チャートの形(事実)を信じる。
2. 素直な銘柄を選ぶ: 日足・週足・月足がすべて「右肩上がり」で、「出来高100万株以上」の銘柄と付き合う。
3. 波に乗る: 上昇トレンドの銘柄は、移動平均線より上(+1σ〜+3σ)で推移しやすい。
4. 中長期なら: 「月足2ヶ月連続陽線」を確認してからエントリーする。
「もう上がらないだろう」と思うような銘柄が、さらに上がっていくのが相場の常です。
まずは、ご自身の証券アプリのランキング機能を使って、
「出来高上位」かつ「チャートが右肩上がり」の銘柄を探すところから始めてみてはいかがでしょうか。

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