「株価が下がって不安で仕方がない…」
「毎日チャートを見るのが疲れてしまった…」
もしそう感じているなら、投資のスタイルを「中長期保有」に切り替えるタイミングかもしれません。
株研が推奨する投資の基本は、デイトレードで毎日売買することではなく、
「ここぞという時だけ投資して、長く持つこと」です。
今回は、ウォーレン・バフェットの思考法や、
日本市場特有の「PBR1倍割れ」のチャンスを活かし、
10年・20年先を見据えて資産を増やすための戦略について解説します。
1. 「取引回数が少ないほど勝てる」理由
投資で負ける人の共通点は、
「ポジポジ病(常に株を持っていないと落ち着かない状態)」にかかっていることです。
資料では、投資を競馬に例えてこう解説されています。
競馬をやってる人は毎週レースにお金をかけたくなる。
でもそれと同じことを投資でやってはいけない。
行ける時だけ投資すればいい。それを覚えておいてください。
「10年に1回ぐらいはすごく下がる時がある。その時にうまいこと仕込んだ人は勝ちやすい」。
毎日売買する必要はありません。
暴落が起きた時や、割安になったタイミングまでじっと現金を温存し、
勝負の時だけ資金を投じる。これが中長期投資で勝つための鉄則です。
2. 狙うべきは「1000円以下」&「生活密着型」
中長期で保有する際、どのような銘柄を選べばよいのでしょうか?
講義では2つの基準が示されました。
① 株価1000円以下の銘柄
3000円や5000円の株を買うと、下落局面でのダメージ額(マイナス幅)が大きくなります。
一方で、1000円以下の銘柄であれば、下落しても金額的なダメージは限定的です。
精神的な安定を保ち、長く持ち続けるためにも、まずは低位株から選定することをおすすめします。
② ウォーレン・バフェット流「生活密着型」
世界一の投資家ウォーレン・バフェットが長く保有している銘柄には共通点があります。
それは、コカ・コーラやApple、アメリカン・エキスプレスのように、
「一般消費者の生活に根付いているもの」であることです。
生活習慣に根付いているものは反復利用されるので売上が底堅い。
流行り廃りのあるビジネスではなく、
私たちが日常的に使い続けるサービスや商品を提供している企業の株は、
10年後も生き残っている可能性が高く、中長期投資に向いています。
3. 日本株のボーナスタイム?「PBR1倍割れ」の狙い方
現在、日本株には「PBR(株価純資産倍率)1倍割れ」の銘柄が多く存在します。
これは、「会社を解散して資産を分けた方が、今の株価よりも儲かる」という異常な割安状態です。
国(東証)からの改善要請もあり、
こうした企業は株価を上げるための施策(増配や自社株買い)を行う可能性が高まっています。
ただし、注意点があります。
【PBR投資の鉄則】 PBRが低いからといって、無名な会社を買ってはいけません。
「日経225に入っている銘柄」や「知名度のある銘柄」の中から、
PBRが低いものを選んでください。
注目されない不人気株は、いくら割安でも万年割安のまま放置されるリスクがあるからです。
4. 「配当利回り」から逆算するライフプラン
中長期投資の醍醐味は、「配当金(インカムゲイン)」と「値上がり益(キャピタルゲイン)」のダブル取りです。
もし株価が下がっても、配当金をもらい続ければ、長期的にはプラスになります。
例えば、配当利回りが5%なら、20年間持ち続ければ配当だけで投資元本が回収できます。
その後、株価が上がったタイミングで売れば、売却益はまるまる利益になります。
【戦略の立て方】
1. 老後に月いくら必要かを計算する(例:月30万円=年360万円)。
2. そこから必要な元本を逆算する(配当利回り5%なら7200万円、10%なら3600万円)。
3. 株価が下落して利回りが上がったタイミング(例:利回り10%級になった時)で仕込む。
かつてJT(日本たばこ産業)が1700円台だった時に仕込んでいれば、
配当だけで10年程度で元が取れる計算になります。
このように、「下がるのを待って、配当利回りが美味しくなった時に買う」のが王道です。
まとめ
1. 取引回数を減らす: 毎日売買せず、10年に1回の大チャンスや暴落を待つ。
2. 1000円以下・生活密着: 下落リスクが低く、需要がなくならない企業の株を選ぶ。
3. 有名企業の低PBR: 日経225採用銘柄などで、PBR1倍割れの是正(株価上昇)を狙う。
4. 配当利回り: 株価が下がった時に買い、配当をもらいながら将来の値上がりを待つ。
「株価は波なので、必ず上げ下げを繰り返します」。
今は下落局面かもしれませんが、それは将来のための「仕込み時」かもしれません。
目先の動きに惑わされず、10年後の未来を見据えて、じっくりと種をまいていきましょう。

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