証券会社が儲かる仕組み【手数料の真実】
はじめに – あなたが取引するほど儲かるのは誰?
「株で損した…」 「また手数料取られた…」
「なんでこんなに取引コストがかかるの?」
実は、あなたが損しても、必ず儲かる人たちがいます。
それが証券会社です。
ハワード・ジョイマン氏はこう警告しています:
「デイトレーダーを誕生させることで都合がいい人がいた。
それは証券会社であり、機関投資家なんです」
今日は、証券会社のビジネスモデルと、
なぜ彼らが個人投資家に頻繁な取引を勧めるのか、
その仕組みを暴露します。
知ることで、あなたはカモにされる側から抜け出せます。
証券会社の収益構造
主な収益源
証券会社は、主に4つの方法でお金を稼いでいます。
1. 売買手数料
株を買う時:手数料
株を売る時:手数料
1回の取引ごとに課金
2. 信用取引の金利
お金を借りて投資:金利を払う
株を借りて売る(空売り):貸株料を払う
借りている間、ずっと課金
3. 口座管理料・その他手数料
一部の証券会社:
- 口座維持費
- 情報サービス料
- オプション取引手数料
4. 自己売買(トレーディング)
証券会社自身が株を売買
機関投資家として市場に参加
最も大きな収益源は?
答え:売買手数料
【計算例】
デイトレーダーAさん:
- 1日10回取引
- 1回の手数料:500円
- 1日の手数料:5,000円
- 1ヶ月(20営業日):10万円
- 1年:120万円
長期投資家Bさん:
- 年間4回取引(買い2回、売り2回)
- 1回の手数料:500円
- 1年の手数料:2,000円
証券会社にとって、どちらが良い顧客か?
圧倒的にAさん(デイトレーダー)です。
デイトレーダーが生まれた本当の理由
インターネット取引の登場
1990年代後半:
【それまで】
株の売買 = 証券会社の窓口や電話
手数料:高額(数万円)
取引できる人:限られた富裕層
【インターネット取引開始後】
株の売買 = 自宅のPCから可能
手数料:激安(数百円)
取引できる人:誰でも
「デイトレーダー」という言葉の誕生
ハワード氏の指摘:
「デイトレーダーっていう言葉が生まれたのはいつかって言うと、
インターネットで株の売買ができるようになった時から
デイトレーダーっていう言葉が生まれたんですけども、
それ何かって言うと、デイトレーダーを誕生させることで
都合がいい人がいたからなんですね。
それは証券会社であり、機関投資家なんです」
つまり:
インターネット取引開始
↓
手数料が激安に
↓
「1回の手数料では稼げない...」
↓
「そうだ!回数を増やそう!」
↓
デイトレードという概念を広める
↓
「1日何回も取引しよう!」
↓
手数料収入が激増!
メディアでの宣伝
2000年代:
【テレビ・雑誌・書籍】
「デイトレードで月100万円!」
「主婦でもデイトレで稼げる!」
「サラリーマンの副業にデイトレ!」
【実際の結果】
90%以上のデイトレーダーが損失
でも証券会社は手数料で儲かる
巧妙なマーケティング:
- 成功者だけを取り上げる
- 失敗者は報道しない
- 「簡単に稼げる」というイメージ
- リスクは小さく説明
取引回数と勝率の関係
統計的事実
ハワード氏の教え:
「基本的には、取引の回数って増えれば増えるほど
負ける可能性が高くなると思ってください」
なぜ取引回数が多いと負けるのか:
理由1:手数料の累積
【年間100回取引する人】
1回の手数料:500円
年間手数料:5万円
株価が5%上がっても、手数料で2.5%減る
実質利益:2.5%
【年間4回取引する人】
1回の手数料:500円
年間手数料:2,000円
株価が5%上がったら、手数料は0.1%だけ
実質利益:4.9%
理由2:判断ミスの増加
取引回数100回 = 判断する回数100回
↓
100回すべて正しい判断は不可能
↓
ミスの回数も増える
↓
損失が積み重なる
理由3:感情的な取引
取引回数が多い
↓
常に株価を見ている
↓
一喜一憂する
↓
感情的な判断が増える
↓
損切り・利確のタイミングを誤る
理由4:機関投資家の思うつぼ
短期売買 = 日足チャートで判断
↓
機関投資家が操作しやすい
↓
個人投資家が負ける
実際のデータ
デイトレーダーの現実:
【1年後】
利益を出している人:約10%
損失を出している人:約90%
【5年後】
継続している人:約5%
撤退した人:約95%
でも証券会社は:
【1年後】
手数料収入:増加
顧客が損しても関係なし
【5年後】
新しいデイトレーダーが参入
手数料収入:継続して増加
手数料の種類と実態
売買手数料の比較
【主要ネット証券の手数料(2024年現在)】
50万円の取引の場合:
A証券:250円
B証券:300円
C証券:0円(条件付き)
D証券:500円
一見安く見えますが…
【デイトレーダーの場合】
1日5回取引:
250円 × 5 = 1,250円
1ヶ月(20営業日):
1,250円 × 20 = 25,000円
1年:
25,000円 × 12 = 30万円
【株研メソッド実践者の場合】
1年に4回取引:
250円 × 4 = 1,000円
差額:
30万円 - 1,000円 = 299,000円
この差は大きい!
信用取引の金利
ハワード氏の警告:
「信用取引はやらないようにしてください」
信用取引のコスト:
【レバレッジ3倍で100万円投資】
実際の投資額:300万円
借入金:200万円
金利:年2.5%(平均的な水準)
年間金利:200万円 × 2.5% = 5万円
さらに:
- 売買手数料も3倍
- 管理料
- 名義書換料
実質コスト:年間6-7万円
現物取引なら:
借入金:0円
金利:0円
余計なコスト:0円
隠れた手数料
意外と知られていないコスト:
1. スプレッド(買値と売値の差)
【例】
買値:1,005円
売値:1,000円
スプレッド:5円
実質的な手数料:5円/株
2. 為替手数料(外国株の場合)
米国株を買う場合:
円 → ドルの両替:手数料
売る時、ドル → 円:手数料
3. 口座維持費
一部の証券会社:
年間数千円の口座維持費
4. データ利用料
リアルタイム株価情報:月額料金
詳細なチャート:月額料金
証券会社の「裏の顔」
利益相反の問題
ハワード氏の指摘:
「証券会社の人も、
証券会社の中にその個人の人のお客さんの取引を
サポートして手数料で利益を取る部門もあれば、
機関投資家として株を買っている部門もあるんですよ」
つまり:
【証券会社の2つの顔】
顔1:個人投資家のサポート
「お客様の利益のために頑張ります!」
顔2:機関投資家として市場参加
「個人投資家から利益を奪う」
この2つが同じ会社に存在
情報の非対称性
証券会社が知っていること:
✅ 大口注文の状況
✅ どの価格にどれだけ注文が入っているか
✅ 個人投資家の平均取得価格
✅ 損切りラインの分布
✅ 信用取引の状況
個人投資家が知っていること:
❌ 自分の注文情報だけ
❌ 公開されている株価情報だけ
この情報格差を利用して:
証券会社(機関投資家部門):
「このラインまで下げれば、
個人投資家が損切りする」
↓
実際にそこまで株価を下げる
↓
個人投資家が損切り
↓
安値で買い集める
↓
株価上昇
↓
機関投資家が利益
投資情報サービスの罠
「推奨銘柄」の裏側
ハワード氏の暴露:
「投資の情報サービスなどをやってる会社とかって、
本当に日々の出来高が全然少ない株を推奨するんですよ。
そうすると、日々の出来高が少ない株っていうのは、
ちょっとした株の売買があると、
それだけでバーンて値段が上がるんですよね」
仕組み:
【ステップ1:仕込み】
投資情報会社が事前に購入
株価:500円
出来高:1日1万株
【ステップ2:推奨】
「この銘柄が上がります!」
メルマガ、YouTube等で宣伝
【ステップ3:顧客が買う】
出来高が急増
株価が600円、700円と上昇
【ステップ4:実績アピール】
「ほら、上がったでしょ!」
信頼性UP
【ステップ5:売り抜け】
事前に買っていた株を売却
大きな利益
【ステップ6:株価下落】
出来高が元に戻る
株価も下落
顧客は損失
ハワード氏の警告:
「そういう投資サービスの人は、
みんなに言う前にその株価を買っとくんですよ。
でも、株ってよく言われますけども、
『遅れて株価が上がった後、悲惨』で、
どんどんどんって下がっていくんですけど、
その前にその人達はもう売り抜けていって」
情報商材の実態
「必勝法」「秘密のノウハウ」という罠:
【よくある広告】
「月100万円稼げる株の必勝法!」
「たった3ヶ月で資産10倍!」
「元証券マンの秘密のノウハウ」
【実態】
- 本当に稼げるなら自分でやる
- 情報を売る方が確実に儲かる
- 購入者の大半は損失
証券会社との関係:
情報商材販売者
↓
頻繁な取引を推奨
↓
顧客が取引回数を増やす
↓
証券会社の手数料収入増加
↓
Win-Win(顧客以外)
なぜ証券会社は長期投資を勧めないのか
手数料収入の違い
【デイトレーダーVS長期投資家】
【デイトレーダー】
年間取引回数:500回
年間手数料:25万円
10年間:250万円
【長期投資家】
年間取引回数:2回
年間手数料:1,000円
10年間:1万円
差額:249万円
証券会社の本音:
「長期投資されると困る...」
「もっと取引してほしい!」
セールストークの裏側
よく聞くフレーズ:
❌ 「今がチャンス!」
→ いつでも言える
❌ 「この銘柄が上がります!」
→ 上がっても下がっても手数料
❌ 「分散投資しましょう」
→ 取引回数が増える
❌ 「リバランスが必要です」
→ 売買させたい
❌ 「信用取引でレバレッジを」
→ 金利収入が欲しい
本当に顧客のためになる助言:
⭕ 「長期保有しましょう」
⭕ 「取引回数を減らしましょう」
⭕ 「現物だけにしましょう」
でも、これを言う営業マンは少ない
なぜなら、手数料が減るから
株研メソッドと証券会社の利益
なぜ株研メソッドは証券会社に嫌われる?
株研メソッドの特徴:
✅ 月1回しかチェックしない
✅ 年間数回しか取引しない
✅ 現物取引のみ
✅ 長期保有が基本
✅ 感情的な売買をしない
証券会社にとって:
❌ 手数料収入が少ない
❌ 信用取引の金利が取れない
❌ 頻繁に売買しない
❌ 情報サービスも使わない
最悪の顧客(証券会社視点)
でも投資家にとって:
✅ 手数料を最小化
✅ 無駄なコストゼロ
✅ 冷静な判断が可能
✅ 本業に集中できる
✅ 確実に利益を積み上げる
最高の投資方法
手数料を最小化する具体策
【株研メソッド実践者の年間コスト】
取引回数:4回(買い2回、売り2回)
1回の手数料:250円
年間手数料:1,000円
投資額100万円の場合:
手数料率:0.1%
ほぼ無視できるレベル
【デイトレーダーの年間コスト】
取引回数:500回
1回の手数料:250円
年間手数料:125,000円
投資額100万円の場合:
手数料率:12.5%
利益の大部分が消える
証券会社の選び方
手数料体系の比較
【重視すべきポイント】
✅ 売買手数料の安さ
✅ 口座維持費が無料
✅ 使いやすい取引ツール
✅ 充実した情報提供(無料)
✅ サポート体制
【注意すべきポイント】
❌ 「無料」の裏に隠れたコスト
❌ 頻繁な取引を促す仕組み
❌ 複雑な手数料体系
❌ 押し売り営業
おすすめの証券会社タイプ
株研メソッド実践者向け:
【ネット証券】
- 手数料が安い
- 営業マンがいない(押し売りなし)
- 自分のペースで投資できる
- ツールが充実
【代表的なネット証券】
- SBI証券
- 楽天証券
- マネックス証券
- 松井証券
避けるべきタイプ:
【対面型証券会社】
- 手数料が高い
- 営業マンの勧誘
- 頻繁な取引を促される
- 手数料稼ぎの提案
※必ずしも悪いわけではないが、
株研メソッドには向かない
実践:手数料を減らす具体的方法
方法1:取引回数を減らす
【基本戦略】
❌ デイトレード:年500回
⭕ 株研メソッド:年4回
手数料削減:約12万円/年
ハワード氏の教え:
「株投資の極意は何かっていうと、
いかに売買の時間軸を長くするのか、ってことなんですよ」
方法2:現物取引のみ
【コスト比較】
【信用取引】
- 売買手数料
- 金利(年2-3%)
- 管理料
- その他手数料
合計:年6-7万円以上
【現物取引】
- 売買手数料のみ
合計:年1,000円程度
削減額:年5-6万円以上
方法3:手数料無料プランの活用
【最近の動向】
一部のネット証券:
- 1日の約定代金100万円まで無料
- 特定の銘柄は完全無料
- 条件達成で手数料キャッシュバック
注意点:
「無料」に惹かれて頻繁に取引
↓
取引回数増加
↓
判断ミスが増える
↓
手数料は無料でも損失は発生
本末転倒!
方法4:NISA・iDeCoの活用
【税制優遇制度】
NISA:
- 年間360万円まで非課税
- 長期投資向き
- 株研メソッドと相性抜群
iDeCo:
- 老後資金形成
- 掛金が所得控除
- 60歳まで引き出せない
よくある質問
Q1: 手数料が安い=良い証券会社?
A: 必ずしもそうではありません。
【総合的な判断が必要】
チェックポイント:
✅ 取引ツールの使いやすさ
✅ 情報提供の充実度
✅ 取扱銘柄数
✅ サポート体制
✅ システムの安定性
手数料だけで選ぶと:
- 使いにくいツール
- 情報が少ない
- サポートが悪い
などの問題も
Q2: 証券会社の推奨銘柄は信用できる?
A: 慎重に判断すべきです。
ハワード氏の警告:
「どの銘柄が上がるかっていうのは、やっぱりね、
自分で判断して見つけられるようにならないといけないってことです」
【推奨銘柄の問題点】
❌ 既に株価が上がっている
❌ 出来高が少ない銘柄
❌ 利益相反の可能性
❌ 手数料稼ぎが目的
⭕ 自分で銘柄選定
⭕ 2ヶ月連続陽線を確認
⭕ ボリンジャーバンドで判断
⭕ 感情を入れない
Q3: 対面証券とネット証券、どっちがいい?
A: 株研メソッドならネット証券。
【対面証券が向いている人】
- 投資の知識がゼロ
- 誰かに相談したい
- お金に余裕がある
- 手数料を気にしない
【ネット証券が向いている人】
- 自分で判断できる
- コストを抑えたい
- 株研メソッド実践者
- 営業されたくない
まとめ – 証券会社の思うつぼにならない
証券会社のビジネスモデル(まとめ)
【収益構造】
1. 売買手数料(最大の収益源)
2. 信用取引の金利
3. 口座管理料・その他
4. 自己売買(機関投資家として)
【儲かる顧客】
✅ 頻繁に取引する人(デイトレーダー)
✅ 信用取引を使う人
✅ 感情的な売買をする人
✅ 推奨銘柄を信じる人
【儲からない顧客】
❌ 長期投資家
❌ 現物取引のみ
❌ 年数回しか取引しない
❌ 自分で判断する人
株研メソッドの優位性
【コスト面】
年間手数料:約1,000円
vs
デイトレーダー:約12万円以上
削減額:約11万9,000円/年
10年で119万円の差!
【精神面】
✅ 営業マンに振り回されない
✅ 自分のペースで投資
✅ 冷静な判断が可能
✅ 本業に集中できる
ハワード氏からのメッセージ
「基本的には、取引の回数って増えれば増えるほど
負ける可能性が高くなると思ってください」
「デイトレーダーっていう言葉ができた裏背景にはですね、
それを作りたい、市場に参入させてお金を巻き上げたいと思ってる
機関投資家がいるってことを忘れないでください」
あなたがすべきこと
【今日から実践】
□ 取引回数を減らす決意
□ 現物取引のみにする
□ 推奨銘柄を鵜呑みにしない
□ 自分で銘柄を選定する
□ 月1回しかチェックしない
□ 感情的な売買をしない □ 手数料を意識する
【心に刻む言葉】
「証券会社が儲かる = あなたが損する」
「取引回数が多い = 証券会社が喜ぶ」
「株研メソッド = 証券会社に嫌われる方法」
次のステップ
証券会社の仕組みを理解したら、
次は他の市場の罠も学びましょう。
次に読むべき記事:
- 「デイトレーダーが生まれた本当の理由【誰が得する?】」
- 「投資情報サービスの正体【騙されないための知識】」
- 「機関投資家が個人投資家からお金を奪う方法」
- 「現物取引だけをする理由【信用取引の危険性】」
覚えておいてほしいこと:
証券会社は、 あなたの味方ではありません。
彼らは、 手数料で儲けるビジネスをしています。
あなたが取引すればするほど、
証券会社が儲かり、 あなたの利益は減ります。
だからこそ、 取引回数を減らす株研メソッドが 最強なのです。
【重要】この記事のポイント
✅ 証券会社の主な収益源は売買手数料
✅ デイトレーダーは証券会社のために生まれた
✅ 取引回数が多いほど負ける確率が高い
✅ 株研メソッドは年4回の取引で手数料最小
✅ 年間約12万円のコスト削減が可能
✅ 推奨銘柄は鵜呑みにしない
✅ 自分で判断し、感情を入れない
投資は自己責任で行いましょう。
この記事は特定の証券会社を批判するものではなく、
ビジネスモデルの理解を促すための教育目的です。
証券会社選びは各自の判断で行ってください。

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