投資利回り計算ツールの使い方

投資利回り計算ツールの使い方

こんにちは!今日は、投資の成績を正しく把握するための
「投資利回り計算ツール」の使い方を説明します。

「今、自分の投資はうまくいっているのか?」
「この投資法は、本当に効果があるのか?」

これらを正確に知るには、正しい計算方法が必要です。

目次

なぜ利回り計算が必要なのか?

よくある間違い

多くの初心者投資家は、こんな風に考えています:

間違った考え方
「100万円が150万円になった!50万円儲かった!すごい!」

でも、これだけでは本当の成績は分からないんです。

なぜなら:

  • どのくらいの期間で50万円増えたのか?
  • 追加で入金していないか?
  • 複数の銘柄の結果を合計しているだけではないか?

正しい評価には「利回り」が必要

利回り(年利)とは:
1年間で、元本に対して何%の利益が出たかを示す数値。

これが分かれば:

  • 他の投資方法と比較できる
  • 自分の投資スキルが上がっているか分かる
  • 目標を設定できる

例えば

  • 銀行預金:年利0.001%
  • 国債:年利0.5%
  • 株式投資(平均):年利5〜7%
  • 株研メソッド:年利20〜30%(目標)

このように比較できるようになります。

基本的な利回りの計算方法

まず、基本的な計算方法を学びましょう。

単純な利回りの計算

最もシンプルな計算式:

利回り(%) = (利益 ÷ 元本) × 100

例1:シンプルなケース

  • 元本:100万円
  • 1年後の資産:120万円
  • 利益:20万円
利回り = (20万円 ÷ 100万円) × 100 = 20%

年利20%です。

期間が1年でない場合

でも、実際の投資では、1年ぴったりで売却することは少ないですよね。

年利に換算する計算式

年利(%) = (利回り ÷ 保有月数) × 12ヶ月

例2:6ヶ月保有の場合

  • 元本:100万円
  • 6ヶ月後の資産:115万円
  • 利益:15万円
  • 利回り:15%
年利 = (15% ÷ 6ヶ月) × 12ヶ月 = 30%

年利換算すると、なんと30%!

例3:3ヶ月保有の場合

  • 元本:100万円
  • 3ヶ月後の資産:108万円
  • 利益:8万円
  • 利回り:8%
年利 = (8% ÷ 3ヶ月) × 12ヶ月 = 32%

年利換算すると32%!

このように、
短期間で利益を出せると、年利換算では驚くほど高くなるんです。

Excelで作る利回り計算ツール

では、実際にExcelで利回り計算ツールを作ってみましょう。

基本版:単一銘柄の利回り計算

まず、1つの銘柄の利回りを計算するシートを作ります。

必要な項目

項目セル入力例
銘柄名A2○○株式会社
購入日B22024/03/01
売却日C22024/09/30
購入株数D21000
購入単価E2450
購入金額F2=D2*E2
手数料(買)G2500
購入合計H2=F2+G2
売却株数I21000
売却単価J2880
売却金額K2=I2*J2
手数料(売)L2500
売却合計M2=K2-L2
損益金額N2=M2-H2
損益率(%)O2=(N2/H2)*100
保有期間(月)P2=DATEDIF(B2,C2,”M”)
年利(%)Q2=(O2/P2)*12

数式の説明

保有期間の計算

=DATEDIF(購入日のセル, 売却日のセル, "M")
  • “M”は月(Month)を意味します
  • 購入日から売却日までの月数を自動計算

損益率の計算

=(損益金額のセル / 購入合計のセル) * 100
  • パーセント表示にするために100をかけます

年利の計算

=(損益率のセル / 保有期間のセル) * 12
  • 12ヶ月(1年)に換算します

実際の入力例

例:A株の取引

項目
銘柄名A株式会社
購入日2024/03/01
売却日2024/09/30
購入株数1000株
購入単価450円
購入金額450,000円
手数料(買)500円
購入合計450,500円
売却株数1000株
売却単価880円
売却金額880,000円
手数料(売)500円
売却合計879,500円
損益金額429,000円
損益率95.2%
保有期間7ヶ月
年利163.2%

なんと、年利換算で163%!

応用版:複数銘柄の統合計算

次に、複数の銘柄をまとめて計算するツールを作ります。

ポートフォリオ全体の利回り計算

シート構成

  1. 個別銘柄シート(上記の基本版を複数行)
  2. サマリーシート(全体の成績を集計)

サマリーシートの項目

項目セル計算式
総投資額B2=SUM(個別シート!H:H)
総売却額B3=SUM(個別シート!M:M)
総損益B4=B3-B2
平均損益率(%)B5=(B4/B2)*100
取引回数B6=COUNTA(個別シート!A:A)-1
勝ち回数B7=COUNTIF(個別シート!N:N,”>0″)
負け回数B8=COUNTIF(個別シート!N:N,”<0″)
勝率(%)B9=(B7/B6)*100
平均保有期間(月)B10=AVERAGE(個別シート!P:P)
平均年利(%)B11=(B5/B10)*12

時系列での資産推移を計算

月次推移シート

毎月の資産がどう変化したかを記録するシートです。

年月月初資産追加入金購入額売却額実現損益含み損益月末資産月間収益率(%)累計収益率(%)
2024/031,000,0000450,5000001,000,0000%0%
2024/041,000,000000050,0001,050,0005%5%
2024/051,050,000000080,0001,080,0002.9%8%

月間収益率の計算

=((月末資産 - 月初資産 - 追加入金) / 月初資産) * 100

累計収益率の計算

=((月末資産 - 最初の投資額 - 追加入金の合計) / 最初の投資額) * 100

高度な計算:複利効果を考慮する

投資では、「複利」という魔法の力があります。

複利とは?

単利: 元本にだけ利息がつく

例:100万円を年利10%で3年間

  • 1年目:100万円 + 10万円 = 110万円
  • 2年目:100万円 + 10万円 = 120万円(元本は変わらず)
  • 3年目:100万円 + 10万円 = 130万円
  • 合計:130万円

複利: 元本と利息の合計に、また利息がつく

例:100万円を年利10%で3年間

  • 1年目:100万円 × 1.1 = 110万円
  • 2年目:110万円 × 1.1 = 121万円(増えた分にも利息)
  • 3年目:121万円 × 1.1 = 133.1万円
  • 合計:133.1万円

複利の方が3.1万円も多い!

複利の計算式

=元本 * (1 + 年利)^年数

Excelでの記入例

項目セル値または数式
元本B21000000
年利(%)B320
年数B45
最終資産B5=B2*(1+B3/100)^B4

結果

  • 元本:100万円
  • 年利:20%
  • 5年後:約248.8万円

複利で運用すると、5年で資産が2.5倍になります!

毎月積立の場合の複利計算

毎月一定額を積み立てる場合の計算も重要です。

FV関数を使う

=FV(月利, 積立月数, 毎月の積立額, 初期投資額, 0)

  • 初期投資:100万円
  • 毎月の積立:5万円
  • 年利:20%(月利:約1.67%)
  • 期間:5年(60ヶ月)
=FV(1.67%/100, 60, -50000, -1000000, 0)

※マイナスは「支払い」を意味します

結果:約627万円

目標設定ツールの作り方

利回り計算ができるようになったら、次は「目標設定」です。

目標達成シミュレーション

質問形式: 「今100万円あります。5年後に500万円にしたいです。
年利何%必要ですか?」

RATE関数を使う

=RATE(年数, 0, -現在の資産, 目標資産, 0) * 100

=RATE(5, 0, -1000000, 5000000, 0) * 100

結果:約37.97%

年利38%で運用できれば、5年で5倍になります。

逆算:目標年利で何年で達成?

質問形式: 「今100万円あります。年利20%で運用したら、500万円になるのは何年後?」

NPER関数を使う

=NPER(年利, 0, -現在の資産, 目標資産, 0)

=NPER(20%/100, 0, -1000000, 5000000, 0)

結果:約8.83年

年利20%なら、約9年で5倍になります。

実践:株研メソッドの利回り計算例

では、実際に株研メソッドで投資した場合の利回りを計算してみましょう。

実例1:1年間で5回の取引

取引記録

No銘柄購入額売却額損益保有期間
1A社450,500879,500429,0007ヶ月
2B社380,500720,500340,0005ヶ月
3C社520,500880,500360,0006ヶ月
4D社450,500950,500500,0007ヶ月
5E社580,500480,500-100,0003ヶ月

計算

総投資額:2,382,500円
総売却額:3,911,500円
総損益:1,529,000円
損益率:64.2%
平均保有期間:5.6ヶ月
年利換算:(64.2% ÷ 5.6ヶ月) × 12ヶ月 = 137.5%

なんと、年利137%!

実例2:シームレス投資法の場合

株研メソッドでは、売ったお金で次の株を買う
「シームレス投資法」を推奨しています。

シミュレーション

  • 初期資金:100万円
  • 月利:10%(年利換算120%)
  • 毎月、利益を再投資
月初資産月利10%月末資産
1月1,000,000100,0001,100,000
2月1,100,000110,0001,210,000
3月1,210,000121,0001,331,000
4月1,331,000133,1001,464,100
5月1,464,100146,4101,610,510
6月1,610,510161,0511,771,561
7月1,771,561177,1561,948,717
8月1,948,717194,8722,143,589
9月2,143,589214,3592,357,948
10月2,357,948235,7952,593,742
11月2,593,742259,3742,853,117
12月2,853,117285,3123,138,428

1年後:約314万円(3.14倍)!

これが複利の力です。

無料の利回り計算ツールとテンプレート

ここまで説明してきた計算ツールを、
Excelテンプレートとして用意しました。

テンプレートの内容

シート1:単一銘柄計算

  • 1つの取引の利回りを計算

シート2:複数銘柄集計

  • 複数の取引をまとめて集計
  • 勝率、平均利回りなどを自動計算

シート3:月次推移

  • 毎月の資産推移を記録
  • グラフで視覚化

シート4:目標設定

  • 目標達成に必要な年利を計算
  • 逆算で達成年数を計算

シート5:複利シミュレーション

  • 複利での資産増加をシミュレーション
  • 毎月積立の場合もシミュレーション

ダウンロード方法

このテンプレートは、株研メンバー限定で無料配布しています。

※実際の配布方法やURLは、株研の会員掲示板でご確認ください。

よくある質問

Q1:手数料は計算に入れるべき?

A:絶対に入れるべきです。

手数料を無視すると、実際の利回りが正確に分かりません。

特に、短期売買では手数料の影響が大きくなります。

Q2:含み益も計算に入れる?

A:2つの方法があります。

方法1:実現損益のみ

  • 売却して確定した利益だけを計算
  • より保守的で正確

方法2:含み益も含める

  • 現時点での評価額で計算
  • 現状把握には有効

株研メソッドでは、両方を使い分けます。

  • 年間成績:実現損益のみ
  • 月次チェック:含み益も含める

Q3:税金は考慮すべき?

A:より正確に計算するなら、考慮すべきです。

日本の株式投資の税金:約20%

実際の手取りを計算するなら:

手取り利益 = 利益 × 0.8

ただし、NISA口座を使えば税金はかかりません。

Q4:年利20%は現実的?

A:株研メソッドなら、十分現実的です。

実際に、多くの株研メンバーが達成しています。

ただし:

  • 最初は、年利10〜15%を目標に
  • 慣れてきたら、20〜30%を目指す
  • 無理な目標は立てない

まとめ:数字で把握する大切さ

今日学んだ重要ポイント

  1. 利回り計算は投資の基本
    • 感覚ではなく、数字で把握する
    • 年利に換算して比較する
  2. Excelで簡単に計算できる
    • 基本的な数式だけで十分
    • テンプレートを活用すれば、さらに簡単
  3. 複利の力は驚異的
    • 利益を再投資することで、加速度的に増える
    • 長期的には、大きな差になる
  4. 目標設定が大切
    • 必要な年利を計算する
    • 達成までの期間を把握する
  5. 定期的に確認する
    • 月に1回は計算する
    • 自分の成長を実感できる

今日から実践すること

  1. Excelテンプレートをダウンロード
  2. 過去の取引を入力してみる
  3. 自分の年利を計算してみる
  4. 目標年利を設定する
  5. 毎月、更新する習慣をつける

最後に:数字は嘘をつかない

感覚だけで投資をすると:

  • 「なんとなく儲かってる気がする」
  • 「でも、実際はどうなんだろう?」

数字で把握すれば:

  • 「年利25%で運用できている!」
  • 「あと3年で目標達成!」

明確になります。

投資は、科学です。感覚ではなく、数字で判断しましょう。

利回り計算ツールを使って、あなたの投資をしっかり管理してくださいね!


今日のポイント

  • 利回り計算は投資の基本
  • Excelで簡単に計算できる
  • 年利に換算して比較する
  • 複利の力を活用する
  • 目標設定と定期的な確認が大切
  • テンプレートを活用しよう
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この記事を書いた人

株研主宰者:ハワードジョイマン

本業を頑張るあなたへ。
副業で「株でも勝てる」を届けたい。

私はこれまで、全国の店舗経営者を支援するコンサルタントとして、1,000店舗以上の現場に関わり、100億円超の売上アップをお手伝いしてきました。
しかし、ある時、ふと気づいたのです。

「商売でお金を稼げるようになっても、資産として増えていかなければ意味がない」と。

多くの経営者仲間が、売上が上がった後にFXや株を始め、そして資金を減らしていく様子を目の当たりにしました。
スマホの画面を見ながら、美味しい料理にも手がつかない。旅行中も仕事中も株価が気になって仕方がない。
そんな“チャートに振り回される人生”を見たとき、私は強く感じました。

「このままでは、みんな本業も人生も失ってしまう」

私自身も、最初の6年間で2,000万円以上の損失を出しました。
チャートを毎日眺め、下がっては損切り、上がっては見逃し、信用取引でさらに傷を深くする──。
その苦しさは、痛いほどわかります。

だからこそ私は、
「本業に集中できる投資」
「スマホに縛られない投資」
「兼業でも着実に収益を積み上げる投資」
これを徹底的に追求しました。

たどり着いたのは、月足チャートをベースに、
「最安値も狙わず、最高値も狙わず、でも着実に勝ちを重ねる」
そんな手堅い投資法でした。

これは、個人投資家がプロの機関投資家と戦うこの不公平な市場で、
「月に100万円」という収益を現実にする、たったひとつの方法です。

この方法を、同じように苦しんでいる経営者仲間と共有したところ、
彼らも次々と成果を上げはじめました。

そこで立ち上げたのが、
副業投資コミュニティ『株研』です。

ここでは、チャートに縛られず、スマホに依存せず、
「仕事に集中しながら、株でも収益が出せる人生」
を実現するための投資哲学と実践方法を学べます。

私がここまで来られたのは、
「株で失敗した人の気持ちがわかるから」
そして、
「その悔しさを、本物の学びに変えたから」です。

もし、あなたが「本業を犠牲にせず、株でも勝てる方法」を探しているのなら、
私の経験と失敗、そして再起から生まれたこの株研が、
きっとあなたの役に立てると信じています。

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