ステップ2:いつが一番安い値段?【底値の見つけ方】
こんにちは!今日は、株研メソッドのステップ2を解説します。
「底値(そこね)の見つけ方」
「いつが一番安いの?」
「どこで買えばいいの?」
「底値で買いたい!」
誰もが思うことです。
でも、実は「底値で買う必要はない」んです。
今日は、なぜ底値で買う必要がないのか、どこで買えば良いのかを完全解説します。
底値とは?
基本的な定義
底値(そこね、底値圏): 一定期間の中で、最も安い株価
例:
過去1年間のチャート:
最高値:1,200円
最安値:300円
底値:300円
図解:
株価
↑
1200 ┤ ● ← 最高値(天井)
1000 ┤ ╱ ╲
800 ┤ ╱ ╲
600 ┤╱ ╲
400 ┤ ╲
300 ●─────────● ← 底値
└──────────────→ 時間
なぜ底値で買えないのか?
理由1:底値は「後から」分かる
リアルタイムでは分からない
今の株価:400円
質問:「これが底値?」
答え:分からない
理由:
- 明日、300円になるかも
- 明日、500円になるかも
- 過去を振り返って初めて分かる
「ここが底値だった」= 結果論
過去チャートの錯覚:
過去チャート:
「ここが底値だね」
→ 簡単に見える
でも:
リアルタイムでは見えない
→ 判断できない
後知恵バイアス
理由2:底値を狙うと、買えない
典型的な失敗パターン:
現在:500円
「もっと下がるかも...」
→ 待つ
翌日:550円
「あ、上がった...でも、また下がるかも」
→ 待つ
1週間後:650円
「上がりすぎた...次の下落を待とう」
→ 待つ
1ヶ月後:800円
「もう買えない...」
→ 買い逃し
結局、買えない
理由3:底値で買っても、さらに下がる
ナンピンの罠
「ここが底値だ!」と判断
→ 400円で購入
翌日:350円(-12.5%)
「あれ?まだ下がる...」
1週間後:300円(-25%)
「底値じゃなかった...」
底値の判断は難しい
株研メソッドの考え方
「底値で買おうとしない」
重要な原則
株研メソッド:
底値で買う必要はない
買うのは:
底値から反転した後
理由:
- 底値は分からない
- 反転は分かる
- リスクを減らせる
「魚の頭と尻尾はくれてやれ」
投資の格言
魚の全体:
頭(底値)─ 胴体 ─尻尾(天井)
個人投資家が取れるのは:
胴体の部分だけ
頭と尻尾:
機関投資家にあげる
でも、胴体だけで十分儲かる
具体例:
株価の動き:
底値:300円
天井:1,200円
値幅:900円
個人投資家:
400円で購入(底値+100円)
1,100円で売却(天井-100円)
値幅:700円
取れなかった:200円(22%)
取れた:700円(78%)
十分!
底値圏を見つける方法
方法1:2ヶ月連続陰線の直前が底値圏
株研メソッドの核心
パターン:
月足チャート:
5月:■(陰線)
6月:■(陰線)
7月:■(陰線)← 底値圏
8月:□(陽線)← 反転の兆し
9月:□(陽線)← 2ヶ月連続陽線
判断:
7月が底値圏だった
でも、買うのは10月(9月末に確認)
底値では買っていない
なぜこれが良いのか?
理由1:反転を確認してから買う
まだ下がるリスクを減らせる
理由2:上昇トレンドに乗れる
2ヶ月連続陽線 = 上昇の勢い
理由3:感情に左右されない
明確なルール
理由4:統計的に勝率が高い
過去データで証明されている
方法2:ボリンジャーバンド-2σ/-3σ
統計的な底値圏
ボリンジャーバンドとは:
株価の変動範囲を示す指標
中央値:移動平均線
±1σ:約68%の確率で、この範囲内
±2σ:約95%の確率で、この範囲内
±3σ:約99%の確率で、この範囲内
-2σ/-3σ:
統計的に「安すぎる」水準
見方:
株価が-2σまたは-3σにタッチ:
「統計的に底値圏」
その後、反転して2ヶ月連続陽線:
「買いサイン」
例:
7月:-3σにタッチ(底値圏)
8月:陽線(反転)
9月:陽線(2ヶ月連続陽線)
10月:購入
底値(-3σ)からは上がっているが、
まだ上昇余地がある
方法3:出来高の急増
注目度の変化
底値圏の特徴:
出来高が少ない
誰も注目していない
反転の兆し:
出来高が急増
注目され始めた
例:
過去の出来高:10万株/日
直近の出来高:30万株/日(3倍)
「何か変化が起きている」
→ 反転の可能性
方法4:業績の改善
ファンダメンタルズ
底値圏になる理由:
業績悪化
赤字
反転の兆し:
業績の改善
黒字転換
例:
1年前:赤字10億円
直近決算:黒字5億円
「業績が改善している」
→ 株価も反転する可能性
実践:底値圏の見つけ方(チャート分析)
ステップ1:月足チャートを開く
チャートギャラリーを開く
↓
銘柄を表示
↓
月足チャートに切り替え
↓
過去2〜3年分を表示
ステップ2:陰線の連続を探す
チャートを見て:
連続陰線の箇所を探す
例:
■■■(3ヶ月連続陰線)
この期間:
下降トレンド
底値圏に向かっている
ステップ3:反転のサインを確認
連続陰線の後:
□(陽線)が出た
「反転の兆し」
さらに:
次の月も□(陽線)
「2ヶ月連続陽線」
これが買いサイン
ステップ4:ボリンジャーバンドで確認
2ヶ月連続陽線が出た時点で:
ボリンジャーバンドの位置を確認
理想的:
-2σまたは-3σ付近から反転
現在は-1σまたは中央値付近
「まだ上昇余地がある」
→ 買い
避けるべき:
すでに+2σ付近
「上がりすぎ」
→ スルー
ステップ5:出来高を確認
チャート下部の出来高グラフ:
2ヶ月連続陽線の期間:
出来高が増えている?
Yes:
「注目されている」
→ 好材料
No:
「注目されていない」
→ 要注意
具体例:UU社のチャート分析
架空の事例
UU社(IT企業)の2023年の動き
1月〜6月:下降トレンド
1月:900円(陰線)
2月:850円(陰線)
3月:800円(陰線)
4月:750円(陰線)
5月:700円(陰線)
6月:650円(陰線)
6ヶ月連続陰線
底値に向かっている
7月〜8月:反転の兆し
7月:700円(陽線)
「お、陽線が出た」
「反転するかも?」
でも:
まだ1ヶ月だけ
→ 待つ
8月:750円(陽線)
「2ヶ月連続陽線!」
「これは買いサインだ」
ボリンジャーバンド確認
6月(底値圏):
-3σにタッチ(統計的に底値圏)
8月(2ヶ月連続陽線):
-1σ付近
「まだ中央値にも達していない」
「上昇余地がある」
→ 買い
出来高確認
1月〜6月(下降期):
平均10万株/日
7月〜8月(反転期):
平均25万株/日(2.5倍)
「注目度が高まっている」
→ 好材料
購入判断
9月初旬:
✅ 2ヶ月連続陽線
✅ -3σから反転、現在-1σ
✅ 出来高増加
✅ 業績も改善傾向(決算確認)
すべての条件を満たす
→ 購入
購入価格:780円
底値(650円)からは+130円(+20%)上がっている
でも:
底値で買うことにこだわらない
反転を確認してから買う方が安全
その後の推移
9月:780円(購入)
10月:850円(+9.0%)
11月:920円(+17.9%)
12月:1,000円(+28.2%)
翌年1月:1,100円(+41.0%)
翌年3月:1,200円(+53.8%)
+2σ到達
→ 売却
購入:780円
売却:1,200円
利益:+420円(+53.8%)
底値(650円)では買っていないが、
十分な利益
底値を狙って失敗する典型例
失敗例1:「もっと下がるかも」症候群
現在:700円
「まだ下がるかも」
「600円になったら買おう」
翌週:750円
「あれ、上がった...」
「でも、また下がるかも」
1ヶ月後:900円
「買い逃した...」
結局、買えない
失敗例2:ナンピン地獄
「ここが底値だ!」
→ 700円で購入
下落:600円
「底値じゃなかった...」
「ナンピン買いで平均単価を下げよう」
→ 追加購入
さらに下落:500円
「まだ下がる...」
→ 追加購入
最終的:400円
「資金が尽きた...」
含み損が拡大
塩漬け
失敗例3:底値で買ったが、すぐ売る
運良く底値(650円)で購入
翌月:700円(+7.7%)
「やった!利確しよう」
→ 売却
その後:1,200円(+84.6%)
「なんで売っちゃったんだ...」
底値で買っても、
すぐ売ったら意味がない
よくある質問
Q1:底値で買えれば、もっと儲かるのでは?
A:理論上はそうですが、現実的には無理です。
底値で買えれば:
最大の利益
でも:
底値は分からない
狙っても買えない
リスクが高い
現実的:
反転を確認してから買う
→ リスクを減らす
→ 確実に利益を取る
これが正解
Q2:底値を予測する方法はない?
A:100%の方法はありません。
予測方法:
- テクニカル分析
- ファンダメンタルズ分析
- AI予測
でも:
100%当たる方法はない
株研メソッド:
予測ではなく、反転を「確認」する
→ より確実
Q3:反転してから買うと、遅くない?
A:遅くありません。十分な利益が取れます。
実例(UU社):
底値:650円
購入:780円(底値+20%)
売却:1,200円
利益:+53.8%
底値から+20%上がった後でも、
+50%以上の利益
十分
Q4:2ヶ月連続陽線の後、下がったら?
A:-15%で損切りします。
株研メソッドのルール:
-15%で損切り
例:
購入:780円
損切りライン:663円
663円に達したら、自動売却
損失を最小限に抑える
まとめ:底値にこだわらない
今日の重要ポイント
- 底値とは
- 一定期間の最安値
- 後から見て初めて分かる
- リアルタイムでは分からない
- なぜ底値で買えないのか
- 底値は結果論
- 狙うと買い逃す
- さらに下がるリスク
- 株研メソッドの考え方
- 底値で買おうとしない
- 反転を確認してから買う
- 魚の頭と尻尾はくれてやれ
- 底値圏の見つけ方
- 2ヶ月連続陰線の直前
- ボリンジャーバンド-2σ/-3σ
- 出来高の急増
- 業績の改善
- 実践方法
- 月足チャートで連続陰線を探す
- 反転(陽線)を待つ
- 2ヶ月連続陽線で買い
- ボリンジャーバンドで確認
- 出来高もチェック
- 実例
- 底値から+20%で購入
- でも+53.8%の利益
- 十分儲かる
実践のためのワークシート
今週末やること:
□ 過去のチャートを10銘柄見る
□ 連続陰線を探す
□ その後の反転(陽線)を確認
□ 「ここが底値圏だった」を確認
□ 2ヶ月連続陽線で買っていたら、いくら儲かったか計算
来週末やること:
□ 現在の銘柄で連続陰線を探す
□ 反転の兆しがある銘柄をピックアップ
□ 2ヶ月連続陽線が出るのを待つ
再来週末やること:
□ 2ヶ月連続陽線が出た銘柄を確認
□ ボリンジャーバンドをチェック
□ 出来高をチェック □ 購入を検討
最後に:完璧を求めない
投資で最も重要なのは、完璧を求めないことです。
完璧主義:
「底値で買いたい」
「天井で売りたい」
→ 買えない、売れない
→ 機会を逃す
→ 儲からない
現実主義:
「底値じゃなくてもいい」
「反転を確認してから」
→ 確実に買える
→ リスクが低い
→ 儲かる
底値から20%上がった後でも、そこからさらに50%上がる。
これが株の世界です。
欲張らない。 確実に取れる利益を取る。
これが、株研メソッドの真髄です。
次回、ステップ3では「どのタイミングで買うか?【実践編】」を解説します。
一緒に、確実に利益を積み重ねていきましょう!
今日のポイント:
- 底値は後から分かる、リアルタイムでは判断不可
- 底値を狙うと買えない、ナンピン地獄のリスク
- 株研メソッド:底値で買おうとしない
- 魚の頭と尻尾はくれてやれ(胴体だけで十分)
- 底値圏の見つけ方:2ヶ月連続陰線の直前、-2σ/-3σ
- 買うのは反転確認後:2ヶ月連続陽線が出てから
- 底値+20%でも、そこから+50%以上の利益可能

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