財布の中身が値段より高い?
「バフェット・コード」で探す究極の割安株(キャッシュリッチ企業)発掘法
「円安で日本円の価値が下がっている…」
「銀行に預けていてもお金が増えない…」
物価上昇が続く中、資産を守るために投資の必要性を感じている方は多いでしょう。
しかし、いざ株を買おうと思っても
「何を買えばいいか分からない」というのが本音ではないでしょうか。
今回は、伝説の投資家・清原達郎氏(著書『我が投資術』)の戦略をヒントにした、
「倒産リスクが極めて低く、かつ激安で放置されている『キャッシュリッチ企業』」を、
無料ツールを使って探し出す方法を解説します。
1. なぜ「キャッシュリッチ企業」が最強なのか?
想像してみてください。
「現金1万円が入った財布が、なぜか5,000円で売られている」としたら、
あなたはどうしますか?
迷わず買いますよね。
これと同じ現象が、株式市場の「小型株」エリアでは頻繁に起きています。
これを「ネットキャッシュ・リッチ」と呼びます。
• 企業の「借金」を全部返しても、手元に「現金(や換金しやすい資産)」がたっぷり残る。
• それなのに、株価(時価総額)はその現金の額よりも安い。
こうした企業は、理論上「会社を丸ごと買って解散させれば、それだけで利益が出る」状態です。
財務が鉄壁であるため倒産リスクが低く、
何かのきっかけ(増配や自社株買いなど)で見直されれば、
株価が2倍、3倍になるポテンシャルを秘めています。
2. 無料ツール「バフェット・コード」を使った検索手順
では、そんなお宝銘柄をどうやって探せばよいのでしょうか?
日本の全上場企業を調べるのは不可能ですが、
無料の企業分析ツール「バフェット・コード」を使えば、数分で絞り込むことができます。
資料で紹介された「清原流・検索条件」は以下の通りです。
STEP 1:検索条件を入力する
バフェット・コードのスクリーニング機能を開き、以下の条件を設定します。
1. PER(株価収益率):8倍以下
◦ 割安性を担保するため、一般基準(15倍)よりかなり厳しく設定します。
2. PBR(株価純資産倍率):1倍以下
◦ 「解散価値」より安く売られている状態です。
3. 時価総額:500億円以下
◦ 機関投資家やアナリストが見向きもしない「小型株」を狙います。
4. 【重要】比較条件を追加:流動資産 > 負債
◦ 「表示科目を変更」から「流動資産」を追加し、「負債合計」よりも多い条件を設定します。
STEP 2:さらに「中身」を精査する
検索して出てきたリストをExcelなどに貼り付け、さらに計算します。
• (流動資産 − 負債合計) > 時価総額
この計算式が成り立つ企業こそが、
「実質の現金(ネットキャッシュ)が、会社自体の値段(時価総額)を上回っている」という、
異常な割安状態にある銘柄です。
3. 「割安」×「テクニカル」の合わせ技で勝つ
ただし、「安い」というだけで買うと、
いつまで経っても株価が上がらない「万年割安株(バリュートラップ)」に捕まる可能性があります。
そこで組み合わせるのが、これまで学んできた「月足2ヶ月連続陽線(カケの法則)」です。
1. ファンダメンタルズ: バフェット・コードで「超・割安(キャッシュリッチ)」な銘柄を見つける。
2. テクニカル: その銘柄の月足チャートを見て、「2ヶ月連続陽線」が出ているか確認する。
「財務内容はピカピカなのに激安」な企業に、
「上昇トレンドの兆し(陽線)」が出た瞬間こそが、最高のエントリータイミングとなります。
4. 実践!発見されたお宝銘柄「SEホールディングス」
今回のセミナーで、実際にこの手法を使って発見された銘柄があります。
それが、SEホールディングス・アンド・インキュベーションズ(9478)です。(※データは2024年12月時点)
• 株価: 286円(買いやすい!)
• 時価総額: 約51億円
• 流動資産: 約125億円
• 負債合計: 約37億円
計算してみましょう。
(125億 − 37億) = 88億円 借金を全部返しても88億円残るのに、
会社は51億円で売られています。
なんと37億円分も「お釣り」が来る計算です。
さらに、チャートを確認すると「2ヶ月連続陽線」が出ており、
大株主にはSBI証券が入ってきています。まさに教科書通りの「狙い目」と言えるでしょう。
5. プロの動向をカンニングする方法
最後に、もう一つ使えるテクニックを紹介します。 バフェット・コードの大株主履歴機能です。
検索窓に「清原達郎」と入力して検索すると、
伝説の投資家・清原氏(またはタワー投資顧問)が、
「過去にどの銘柄を、いつ買い、いつ売ったか」を見ることができます。
• 「あ、株価が暴落したこのタイミングで仕込んでいるんだ」
• 「5%ルール(大量保有報告書)が出る前に買っているな」
プロの手口を過去のチャートと照らし合わせることで、
銘柄選びのセンスを磨くことができます。
まとめ
1. キャッシュリッチ企業とは、借金を返しても現金が時価総額以上残る「実質0円以下」の企業。
2. バフェット・コードを使い、「PER8倍以下・PBR1倍以下・時価総額500億以下・流動資産>負債」で検索する。
3. 抽出されたリストの中から、「月足2ヶ月連続陽線」が出ている銘柄を選ぶ。
この手法は派手さはありませんが、下値リスクが限定的で、
中長期的に資産を築くための非常に堅実な方法です。
ぜひ週末に、バフェット・コードを使ってあなただけの「お宝銘柄」を発掘してみてください。

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