勝率を上げる「第3の武器」!ストキャスティクス指標で「底値」と「天井」を見極める
「ボリンジャーバンドで買いサインが出たけど、本当に買っていいのか不安…」
「そろそろ売り時だと思うけど、まだ上がるかも…」
株式投資において、最後の決断(ベット)をする瞬間は誰でも迷うものです。
これまでの記事では、トレンドを見る「移動平均線」と、
売買範囲を見る「ボリンジャーバンド」について解説しました。
今回は、そこに加えることで
ダマシを減らし、勝率をグッと高める第3の指標「ストキャスティクス」について解説します。
これは、投資のプロが「買われすぎ・売られすぎ」を判断するために使う強力なツールです。
1. ストキャスティクスとは?「20%と80%」の法則
ストキャスティクスとは、
株価の「過熱感」を数値(0%〜100%)で表した指標です。
難しい計算式を覚える必要はありません。
以下の2つの数字だけ覚えてください。
• 20%以下: 「売られすぎ」ゾーン ⇒ そろそろ上がる(買いのチャンス)
• 80%以上: 「買われすぎ」ゾーン ⇒ そろそろ下がる(売りのチャンス)
株価は常に上下を繰り返します。
どんなに良い銘柄でも、買われすぎれば下がり、
見放されて売られすぎれば反発します。
この「反転のタイミング」を数値で教えてくれるのがストキャスティクスです。
2. ゴールデンクロスとデッドクロスを見逃すな
ストキャスティクスのチャートには、
通常2本の線(%K、%D)が表示されます。
見るべきポイントは、この2本の線が交差(クロス)する瞬間です。
買いサイン:ゴールデンクロス
「20%以下」のゾーンで、2本の線が下から上へ突き抜けるように交差した時。
これは「底を打って反転上昇し始めた」という強力なサインです。
売りサイン:デッドクロス
「80%以上」のゾーンで、2本の線が上から下へ落ちるように交差した時。
これは「上昇の勢いが止まり、下落に転じる」合図です。
【注意点】 20%〜80%の「中途半端な位置」でのクロスは無視してください。
精度が低く、ダマシに遭う確率が高くなります。
あくまで「極端な位置(20以下・80以上)」にある時だけを信頼するのがコツです。
3. 「ボリンジャーバンド」×「ストキャスティクス」の合わせ技
ストキャスティクスは単体で使うよりも、
これまで学んだ指標と組み合わせることで真価を発揮します。
最強の買いパターン:
1. ボリンジャーバンドで、株価が−2σ(シグマ)付近にタッチしている。
2. ストキャスティクスが20%以下でゴールデンクロスしている。
3. ダメ押しで、月足が「2ヶ月連続陽線」になりそうである。
このように複数の根拠が重なった時こそ、
資料にある「ここぞという時にしっかりベットする」タイミングです。
逆に、ボリンジャーバンドが+2σにあり、
ストキャスティクスが80%を超えていたら、欲張らずに利益確定を検討しましょう。
4. 日足は見ない!「週足・月足」で判断する
短期トレーダーでない限り、
日々の細かな値動き(日足)でストキャスティクスを見ると、
反応が敏感すぎて「売り・買い」のサインが頻発してしまいます。
中長期投資(数ヶ月〜数年)で資産を増やすなら、以下の時間軸を重視してください。
• 月足(Monthly): 最も信頼度が高い。大きな潮目を読む。
• 週足(Weekly): 中期的な波を読む。
資料でも「日足より週足、週足より月足の方が精度が上がる」と解説されています。
ゆったりとした大きな波の中で、底値(20%以下)を拾うイメージを持ちましょう。
5. どんな銘柄で使うべきか?
この手法が特に機能しやすい銘柄には特徴があります。
1. 日経225採用銘柄:
出来高(取引量)が多く、多くの投資家が参加しているため、
テクニカル指標通りに素直に動きやすい特徴があります。
特定の誰かによる株価操作がされにくいため、指標の信頼性が上がります。
2. 上場10年未満の銘柄:
上場後に一度大きく売られ、底値圏で停滞している銘柄が、
業績回復とともに見直されるタイミング(20%以下からの反転)を狙うと、
大きな値幅が期待できます。
まとめ
投資において「絶対に勝てる聖杯」はありませんが、
「負ける確率を極限まで減らす」ことは可能です。
• 移動平均線でトレンドを見る。
• ボリンジャーバンドで割安・割高を見る。
• ストキャスティクスで売買のタイミングを精査する。
この3つのフィルターを通すことで、「なんとなく」の売買から卒業し、
根拠のある投資判断ができるようになります。
まずは、チャートツールで過去の「20%以下のゴールデンクロス」が起きた後、
株価がどう動いたかを確認する練習から始めてみましょう。

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