「株を買った瞬間に下がってしまった」
「売った直後にさらに上がって悔しい思いをした」 株式投資をしていると、
誰もが一度はこのような経験をするのではないでしょうか?
いつ買って、いつ売るのか。この「タイミング」を感覚ではなく、
根拠を持って判断するために必須となるツールが「移動平均線」と「ボリンジャーバンド」です。
今回は、投資初心者でも実践できる、
この2つの指標を使った堅実な売買テクニックを解説します。
1. 大前提:信用取引は「罠」であると心得る
テクニカル分析に入る前に、絶対に守るべきルールがあります。
それは「現物取引のみを行い、信用取引には手を出さない」ことです。
資料によると、信用取引は以下のようなリスクがあるため推奨されていません。
• 損切りの強制:
信用取引には期限や追証(追加保証金)があり、
一時的な下落でも強制的に損切りさせられるリスクがあります。
• 現物の強み:
現物取引なら、倒産しない限り「待つ」ことができます。
時間はかかっても株価が戻るのを待てるのが、個人投資家の最大の武器です。
まずは「資産を減らさないこと」を最優先に考えましょう。
2. 移動平均線で「トレンド」を把握する
移動平均線は、株価の流れ(トレンド)を一目で判断するためのツールです。
設定は一般的に5日、25日、75日などを使用します。
「25日線」より上か下か?
見るべきポイントは非常にシンプルです。
• 買い対象: 株価が25日移動平均線(中央値)より「上」で推移している銘柄。
• 様子見・売り: 株価が25日移動平均線より「下」にある銘柄。
上昇トレンドにある銘柄は、基本的に25日線より上で推移します。
逆に、これより下にある銘柄は下落基調にあるため、どんなに割安に見えても手を出すべきではありません。
3. ボリンジャーバンドで「売買ポイント」を決める
トレンドが掴めたら、
次は具体的な売買のタイミングをボリンジャーバンドで判断します。
ボリンジャーバンドは、
移動平均線を中心に ±1σ(シグマ)、±2σ、±3σ という線で構成され、
株価が統計的にどの範囲に収まるかを示します。
「+2σ・+3σ」は売りのサイン
株価が上昇し、ボリンジャーバンドの+2σや+3σの線にタッチした場合、
統計的にそこから反転(下落)する可能性が高くなります。
「もっと上がるかも」と欲張らず、ここで利益確定を検討するのが賢明です。
「中央値・−2σ」は買いのサイン
逆に、上昇トレンド中の銘柄が一時的に下落し、
移動平均線(中央値)や−1σ〜−2σ付近まで下がった時は、
反発して再上昇する可能性が高いため、買いのチャンス(押し目買い)となります。
4. 鉄則:「魚の頭と尻尾はくれてやる」
この手法で最も重要なマインドセットは、
「最安値で買って、最高値で売ろうとしない」ことです。
• 尻尾(最安値)は無視:
本当の底値は誰にも分かりません。
「2ヶ月連続陽線」などで上昇トレンドが確定したのを確認してから(少し上がってから)入ります。
• 頭(最高値)も無視:
天井で売ろうとすると、暴落に巻き込まれるリスクがあります。
「まだ上がるかも」というところで早めに売ります。
例えば、1000円から2000円まで上がった株があったとします。
1000円で買って2000円で売るのではなく、
トレンド確認後の1200円で買い、崩れる前の1800円で売る。
この真ん中の「身」の部分だけを確実に取れれば十分なのです。
5. 「チャートギャラリー」で練習あるのみ
理論が分かっても、実際のチャートで判断できなければ意味がありません。
資料では「チャートギャラリー」というソフトを使った練習が推奨されています。
証券会社のアプリでは過去半年分程度しか見られないことが多いですが、
このツールなら数十年分の過去チャートを確認できます。
おすすめの練習法:
過去のチャート(トヨタなどの大型株でも可)を表示し、
右側を隠して「明日は上がるか下がるか」を1日ずつ送りながら予想します。
まとめ
• 現物取引で時間を味方につける。
• 移動平均線で上昇トレンド(25日線より上)を確認する。
• ボリンジャーバンドの±2σ〜3σを活用して、過熱感を見極める。
• 頭と尻尾は捨てて、確実な真ん中の利益だけを狙う。
「何となく」での売買を卒業し、
これらの指標を根拠にしたトレードを繰り返すことで、
勝率は確実に上がっていきます。
まずは過去チャートでの検証から始めてみましょう。

コメント