他人の投資成功話に惑わされない方法
こんにちは!今日は、
投資家が陥りやすい心理的な罠について解説します。
「他人の成功話に惑わされる」
「○○さんが、1ヶ月で100万円稼いだって!」
「私も同じ銘柄を買おう!」
「SNSで話題の銘柄、買わなきゃ!」
これ、非常に危険です。
実は、私も昔、他人の成功話に乗っかって、大損しました。
今日は、なぜ他人の成功話に惑わされてしまうのか、
どうすれば自分の判断で投資できるのかを徹底解説します。
はじめに:他人の成功話の罠
典型的なパターン
SNSで見かける投資成功話:
Twitter/X:
「A株で+50万円!1週間で!」
「B株が急騰!買った人おめでとう!」
「C株、これから来るよ!」
YouTube:
「○○株で1,000万円稼いだ方法」
「月収100万円達成!」
「誰でも簡単に稼げる銘柄教えます」
掲示板:
「D株、明日爆上げするぞ」
「今買わないと後悔する」
「俺は昨日買って、もう+30%」
あなたの反応:
「すごい!」
「私も稼ぎたい!」
「同じ銘柄を買おう!」
→ すぐに買う
結果:
買った途端に下落
-20%の損失
「なんで...?」
なぜこれが危険なのか?
理由1:タイミングが遅い
成功話が出る時:
すでに株価が上がっている
例:
300円で買った人 → 500円で成功話を投稿
あなたが知る → 500円で買う
その後 → 400円に下落
高値掴み
理由2:全体像が見えない
成功話:
「A株で+50万円稼いだ!」
見えない部分:
- 他で-100万円損してるかも
- たまたま運が良かっただけかも
- その人のスキルが高いだけかも
一部だけ見て判断するのは危険
理由3:ポジショントーク
成功話の裏:
「私が保有してる株を、みんなに買ってほしい」
「買いが増えれば、株価が上がる」
「そしたら、私が利益確定できる」
あなたは利用されている
なぜ他人の成功話に惑わされるのか?【心理分析】
心理1:社会的証明の原理
「みんながやってるから、正しい」
ソロモン・アッシュの実験:
実験:
明らかに違う答えを、周りの人が全員言う
被験者:
「周りが言ってるから、それが正しいのかも」
→ 間違った答えを選ぶ(75%の人)
投資でも同じ:
「みんなが買ってるから、買おう」
→ 高値掴み
投資への影響:
SNSで話題の銘柄:
「こんなに話題になってる」
「みんな買ってる」
「私も買わなきゃ」
→ すでに高値
→ 買った途端に下落
心理2:FOMO(取り残される恐怖)
「乗り遅れたくない」
定義:
FOMO = Fear Of Missing Out
取り残される恐怖
心理:
「みんなが儲けてる」
「私だけ取り残される」
「今すぐ買わなきゃ」
→ 焦って買う
→ 失敗
具体例:
友人:
「E株で昨日+20%だった!」
あなた:
「え!私も買わなきゃ!」
「今すぐ!」
→ 考えずに買う
→ その日が天井
→ 翌日-15%
焦りは禁物
心理3:確証バイアス
「見たい情報だけ見る」
定義:
確証バイアス:
自分の考えを支持する情報だけを集める
例:
「F株を買いたい」と思っている
↓
F株の好材料だけ探す
悪材料は無視
↓
「やっぱり買おう」
→ 失敗
他人の成功話での現れ方:
「G株で儲かった話」を見る
↓
「G株は上がる」と思い込む
↓
G株の悪材料を無視
好材料だけ見る
↓
買う
→ 下落
心理4:権威への服従
「有名人が言ってるから、正しい」
ミルグラムの実験:
実験:
権威者(白衣の人)の指示に従う人は多い
結果:
65%の人が、明らかに危険な行動でも従う
投資でも同じ:
「有名投資家が推奨してる」
→ 深く考えずに買う
投資への影響:
有名投資家:
「H株は買いだ」
あなた:
「有名な人が言ってるから、正しい」
→ すぐ買う
でも:
その人は、すでに保有している
あなたに買わせて、自分は売り抜けるかも
ポジショントークの可能性
心理5:比較による不幸
「他人と比べて、焦る」
心理メカニズム:
友人:
「株で100万円稼いだ」
あなた:
「私はまだ10万円...」
「焦る」
「早く稼がなきゃ」
→ リスクの高い投資
→ 失敗
SNSの影響:
SNS:
成功話ばかりが目立つ
現実:
失敗した人は、投稿しない
錯覚:
「みんな儲けてる」
「私だけ損してる」
→ 焦る
→ 無理な投資
心理6:後知恵バイアス
「あの時買っておけば」
定義:
後知恵バイアス:
結果を知ってから、「最初から分かってた」と思う
例:
I株が2倍になった
「あの時買っておけば...」
「次は絶対買おう」
→ でも、次は下がる
投資への影響:
成功話を見る:
「簡単に見える」
「私もできる」
でも:
結果を知ってるから、簡単に見えるだけ
リアルタイムでは、難しい
幻想
心理7:生存者バイアス
「成功者だけが目立つ」
第二次世界大戦の例:
戦闘機の弾痕:
帰還した飛行機の弾痕を調べる
「この部分を強化しよう」
でも:
帰還できなかった飛行機は?
→ 他の部分に被弾して墜落
見えない失敗者
投資での現れ方:
SNS:
成功した人だけが投稿
見えない部分:
失敗した人は投稿しない
錯覚:
「投資は簡単」
「みんな勝ってる」
現実:
多くの人が損している
実例:私が惑わされて失敗した話
失敗談1:掲示板の情報で-35万円(2017年)
きっかけ:
2017年6月:
株式掲示板を見ていた
書き込み:
「J株、明日爆上げ確実」
「今のうちに買っとけ」
「俺は100万円分買った」
複数の人が同じことを書いている
「本当かも...?」
判断:
自分で調べずに:
「みんなが言ってるから」
「間違いない」
翌日すぐ購入:
株価:850円
株数:500株
投資額:425,000円
結果:
購入当日:
+5%上昇(890円)
「やった!みんなの言う通りだ」
翌日:
-10%下落(765円)
「あれ...?」
1週間後:
-25%下落(638円)
「なんで...」
2週間後:
-35%下落(553円)
損失:-148,000円
「騙された...」
真相:
後で分かったこと:
掲示板の書き込み:
同一人物の複数アカウント
目的:
自分が保有している株を高値で売り抜けるため
みんなに買わせて、株価を上げる
私は完全に利用された
損切り:-35%で売却
損失:約-15万円
失敗談2:YouTuberの推奨銘柄で-28万円(2018年)
きっかけ:
2018年3月:
投資系YouTuberの動画
内容:
「K株は、これから10倍になる!」
「今が仕込み時」
「私も100株買いました」
登録者10万人の有名YouTuber
「この人が言うなら...」
判断:
動画を見た翌日:
すぐに購入
株価:1,200円
株数:300株
投資額:360,000円
「10倍になれば、360万円!」
期待に胸が膨らむ
結果:
1ヶ月後:
1,100円(-8.3%)
「まだ大丈夫」
3ヶ月後:
950円(-20.8%)
「あれ...?」
6ヶ月後:
820円(-31.7%)
「10倍どころか...」
1年後:
780円(-35%)
損失:-126,000円
「全然上がらない...」
真相:
後で調べたら:
そのYouTuber:
K株の会社から、広告費をもらっていた
目的:
K株の宣伝
会社が株価を上げたかった
私は広告に踊らされた
損切り:-28%で売却
損失:約-10万円
失敗談3:友人の成功話で-18万円(2019年)
きっかけ:
2019年5月:
友人との飲み会
友人:
「L株で、先週+30万円稼いだ!」
「めちゃくちゃ上がってる」
「今も持ってるけど、まだ上がると思う」
目をキラキラさせながら語る友人
「すごい!」
「私も買おう」
判断:
翌日すぐ購入:
株価:680円
株数:300株
投資額:204,000円
「友人が稼いでるなら、私も!」
結果:
購入翌日:
650円(-4.4%)
「ちょっと下がったけど...」
1週間後:
600円(-11.8%)
「あれ...?」
2週間後:
550円(-19.1%)
「なんで下がるの...」
友人に聞く:
「俺はもう売ったよ」
「あ、言ってなかったっけ?」
「え...」
真相:
友人:
400円で購入 → 680円で売却
+70%の利益
私:
680円で購入 → 550円
-19%の損失
タイミングが完全に遅い
友人が売った後に、私が買った
高値掴み
損切り:-18%で売却
損失:約-4万円
3つの失敗の共通点
共通点1:
自分で調べなかった
他人の情報を鵜呑みにした
共通点2:
タイミングが遅い
情報が出た時点で、すでに高値
共通点3:
感情で買った
焦り、期待、欲望
合計損失:約-29万円
高い授業料だった
他人の成功話に惑わされない10の方法
方法1:「その情報、いつの情報?」を考える
タイムラグを意識
成功話が出る:
すでに時間が経っている
例:
「M株で稼いだ」投稿
↓
実際に買ったのは2週間前
↓
あなたが知るのは今
↓
2週間のタイムラグ
その間に、株価は上がっている
「今から買うのは、遅い」
実践:
成功話を見たら:
質問:「いつ買ったの?」
質問:「今の株価は?」
質問:「まだ上がる余地は?」
冷静に判断
方法2:「その人、他で損してない?」を疑う
全体像を見る
成功話:
「N株で+50万円」
見えない部分:
- 他の銘柄で-100万円かも
- トータルでは-50万円かも
一部だけ見ない
実践:
「この人のトータル成績は?」
「過去の投稿を見てみよう」
「失敗談も投稿してる?」
信頼できるか判断
方法3:「なぜ教えてくれるの?」を考える
動機を探る
本当に儲かる情報:
普通、他人に教えない
教える理由:
1. ポジショントーク(自分が得するため)
2. 承認欲求(自慢したい)
3. 広告(お金をもらっている)
純粋な善意は少ない
実践:
「この人は、何か得する?」
「保有銘柄を上げたいのでは?」
「広告では?」
疑ってかかる
方法4:自分のルールを作る
他人に左右されないルール
私のルール:
1. 他人の推奨銘柄は買わない
2. SNSの情報は参考程度
3. 自分で調べた銘柄だけ買う
4. 株研メソッドの条件を満たす銘柄のみ
ルールで自動的に判断
紙に書いて貼る:
【投資ルール】
他人の成功話を見ても:
✅ すぐには買わない
✅ 自分で調べる
✅ 株研メソッドの条件を確認
✅ 条件を満たさなければスルー
このルールを見えるところに貼る
方法5:24時間ルール
焦らない
成功話を見ても:
すぐには買わない
24時間待つ:
その間に冷静になる
本当に買うべきか考える
翌日:
「やっぱりやめよう」となることが多い
衝動買いを防ぐ
方法6:「自分で説明できる?」テスト
理解度チェック
質問:
「その銘柄、友人に説明できる?」
説明できない:
理解していない
→ 買わない
説明できる:
理解している
→ 買ってもいい
理解していない銘柄は買わない
方法7:成功話と失敗話を両方見る
バランスを取る
成功話だけ見る:
「簡単だ」と錯覚
失敗話も見る:
「リスクがある」と理解
両方見て、バランスを取る
実践:
成功話を見たら:
意識的に失敗談も探す
「○○株 失敗」で検索
リスクを理解してから判断
方法8:SNSを見ない時間を作る
情報断食
毎日SNSを見る:
他人の成功話に影響される
週1回だけ見る:
影響を最小限に
株研メソッド:
月1回チェックのみ
→ SNSも月1回でOK
見なければ、惑わされない
方法9:自分の投資記録を見返す
過去の失敗を思い出す
投資記録:
「2017年6月、掲示板の情報で-15万円」
「2018年3月、YouTuberの推奨で-10万円」
思い出す:
「他人の情報で失敗した」
「今回も同じになる」
→ 買わない
記録が、自分を守る
方法10:他人ではなく、チャートに従う
客観的な判断
他人の意見:
主観的
感情的
バイアスがある
チャート:
客観的
感情なし
事実のみ
チャートを信じる
実践:
成功話を見ても:
「チャートはどう?」
「2ヶ月連続陽線が出てる?」
「ボリンジャーバンドは?」
チャートで判断
他人の意見は無視
健全な情報収集の方法
参考にしていい情報
⭕ 企業の公式発表(IR)
⭕ 決算短信
⭕ 日経新聞などの報道
⭕ チャート(客観的データ)
⭕ 業界レポート
事実に基づく情報
参考にすべきでない情報
❌ 個人の成功体験(SNS)
❌ 掲示板の書き込み
❌ 「絶対上がる」系の情報
❌ 有料情報商材
❌ 特定銘柄の推奨
主観的、ポジショントーク
よくある質問
Q1:有名投資家の意見は参考にしていい?
A:参考程度。鵜呑みにしない。
有名投資家も:
間違えることはある
ウォーレン・バフェット:
失敗した投資もたくさんある
参考にはするが、
最終判断は自分で
Q2:友人の成功話、どう対応すれば?
A:祝福して、でも自分は買わない。
友人:
「O株で儲かった!」
あなた:
「すごいね!おめでとう!」
(でも、自分は買わない)
友人関係を壊さず、
自分は守る
Q3:全部の情報を無視すべき?
A:いいえ、参考程度に。
情報:
完全無視 → 情報不足
鵜呑み → 失敗
バランス:
情報は参考程度
最終判断は自分で
これが正解
Q4:どうしても買いたくなったら?
A:24時間待つ。それでも買いたければ、少額だけ。
ステップ1:24時間待つ
ステップ2:それでも買いたい?
ステップ3:少額(投資資金の5%以下)だけ
ステップ4:失敗しても勉強代と割り切る
リスクを最小化
まとめ:自分の頭で考える
今日の重要ポイント
- 他人の成功話が危険な理由
- タイミングが遅い
- 全体像が見えない
- ポジショントークの可能性
- 惑わされる心理
- 社会的証明
- FOMO(取り残される恐怖)
- 確証バイアス
- 権威への服従
- 比較による不幸
- 後知恵バイアス
- 生存者バイアス
- 実例:私の失敗
- 掲示板で-15万円
- YouTuberで-10万円
- 友人の話で-4万円
- 合計-29万円の授業料
- 惑わされない10の方法
- タイムラグを意識
- 全体像を見る
- 動機を探る
- ルールを作る
- 24時間待つ
- 理解度チェック
- 失敗話も見る
- SNSを見ない
- 記録を見返す
- チャートに従う
- 健全な情報収集
- 事実に基づく情報は参考に
- 主観的な情報は無視
- 最終判断は自分で
実践のための宣言
今日、ここで宣言してください:
「私は、他人の成功話に惑わされない」
「自分で調べた銘柄だけを買う」
「株研メソッドのルールを守る」
「焦らない、慌てない、欲張らない」
紙に書いて、署名して、貼る
最後に:自分の頭で考える力
投資の世界では、自分の頭で考える力が最も重要です。
他人に頼る人:
情報に振り回される
失敗を繰り返す
成長しない
自分で考える人:
冷静に判断できる
失敗から学べる
成長し続ける
他人の成功話は、参考程度。 最終判断は、常に自分で。
これができれば、あなたは勝てます。
自分を信じて、自分のルールで、自分のペースで。
一緒に、惑わされずに、着実に資産を増やしていきましょう!
今日のポイント:
- 他人の成功話は危険:タイムラグ、全体像不明、ポジショントーク
- 7つの心理が惑わせる:社会的証明、FOMO、確証バイアス等
- 実例:掲示板、YouTuber、友人の話で合計-29万円損失
- 対策:24時間ルール、理解度チェック、チャート重視
- 自分のルールを作り、それを守る
- SNSを見すぎない、情報断食も有効
- 最終判断は常に自分で、自分の頭で考える

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