株価は必ず「波」を描く!「窓埋め」と「1・3・5の法則」で勝つ資金管理術
2024年、新NISAの開始とともに株価が上昇し、市場は活況を呈しています。
「今買えば誰でも儲かる」といった楽観的な空気が流れていますが、
投資歴の長い人ほど、ある「絶対の真理」を警戒しています。
それは、「株価は必ず波を描く(上がれば、いつか下がる)」ということです。
今回は、好調な今だからこそ知っておくべき「波の理論」と、
プロが実践する「窓埋め投資法」、
そしてレンジ相場で負けないための資金管理術「1・3・5の法則」について解説します。
1. 10年周期で訪れる「大きな波」に備える
資料によると、景気や株価には明確な周期(サイクル)があります。
• 4年周期: 在庫循環(キチンの波)
• 10年周期: 設備投資循環(ジュグラーの波)
特に注意すべきは「10年に1度は大きな下落がある」という経験則です。
過去を見ても、サブプライムローン問題、東日本大震災、コロナショックなど、
およそ10年ごとに暴落局面が訪れています。
「みんなが楽観している時こそ冷静になり、悲観している時に買う」。
これが鉄則です。
今は新NISAでお金が流入して上がっていますが、
いつか来る「引き波」の時にパニックにならないよう、
今のうちから心の準備と資金の確保をしておくことが重要です。
どの銘柄から動くのか?
何かイベント(上昇や暴落)が起きた時、
真っ先に動くのは「Core 30(コア30)」や「日経225」などの主要銘柄です。
市場の中心選手から動き出し、
その後にプライム市場全体、その他の銘柄へと波及していきます。
この順番を覚えておくだけで、トレンドの初動を掴みやすくなります。
2. 確率の高いチャンス!「窓埋め」投資法
チャート上に突然現れる空白地帯、
通称「窓(ギャップ)」をご存知でしょうか?
株価が急騰・急落して、前日の終値と当日の始値が大きく開いた時にできる隙間のことです。
投資の世界には「開いた窓はいずれ埋まる」という強い傾向があります。
これを狙うのが「窓埋め投資法」です。
実践のポイント
• ツール活用:
「カブドラゴン」などのサイトで、窓を開けた銘柄を検索する。
• 時間軸:
窓が開いたからといって、翌日にすぐ埋まるわけではありません。
資料では「半年(約6ヶ月)」というスパンを目安にしています。
◦ 例:8月に窓を開けて下落 → 半年後の2月頃に戻し(窓埋め)始めるケースがある。
• 過去検証:
「チャートギャラリー」などで過去のチャートを遡り、
その銘柄が過去に窓をどう埋めたかを確認してからエントリーします。
3. レンジ相場の奥義「1・3・5の法則」
上昇トレンドではなく、
株価が一定の幅で行ったり来たりする「レンジ相場(ボックス相場)」の時に、
威力を発揮する資金管理術があります。
それが、ボリンジャーバンドを活用した「1・3・5の資金投入法」です。
具体的なやり方
ボリンジャーバンドが収束(スクイーズ)しているレンジ相場で、
株価が下がった時に、以下の比率で買い下がります。
• −1σにタッチ: 「1」買う(例:100株)
• −2σにタッチ: 「3」買う(例:300株)
• −3σにタッチ: 「5」買う(例:500株)
なぜ「1・3・5」なのか?
最初に全力(1000株など)で買ってしまうと、
下がった時に含み損が膨らみ、精神的に耐えられなくなります。
しかし、100株からスタートし、
下がるごとに大きく買い増す(ナンピンする)ことで、
平均取得単価を劇的に下げることができます。
こうすれば、株価が少し戻っただけで利益が出せるようになります。
注意点:上昇相場・下落相場では使わない!
この手法はあくまで「レンジ相場専用」です。
強い下落トレンドの時にこれをやると、
−3σを突き抜けて下がり続け、損失が拡大してしまいます。
ボリンジャーバンドが横ばいになっていることを必ず確認してください。
まとめ
• 株価は「波」である。今は上がっていても、10年周期の下落はいずれ来る。
• 「窓」は半年かけて埋まる傾向がある。焦らず監視する。
• レンジ相場では一気に買わず、「1・3・5」の比率で資金を投入して平均単価を下げる。
投資で最も大切なのは、「特定の銘柄に恋をしない」ことです。
感情を排し、波(トレンド)に逆らわず、淡々とルール通りに売買する。
この技術を身につけることこそが、長く勝ち続けるための近道です。

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