トレンドラインの引き方【上昇・下落・横ばいの判断】
こんにちは!今日は、チャート分析の基本テクニックを解説します。
「トレンドライン」
「トレンドラインって何?」
「どうやって引くの?」
「株研メソッドで使う?」
トレンドラインは、株研メソッドでは補助的な指標ですが、
相場の方向性を把握するのに役立ちます。
今日は、トレンドラインの引き方から実践的な活用法まで、完全解説します。
トレンドラインとは何か?
基本的な定義
トレンドラインとは
トレンドライン:
株価の高値または安値を結んだ直線
目的:
株価のトレンド(方向性)を視覚化する
種類:
- 上昇トレンドライン(下値支持線)
- 下降トレンドライン(上値抵抗線)
- 横ばい(レンジ)
基本中の基本
視覚的なイメージ
【上昇トレンドライン】
株価
↑
● ●
● ●
● ●
/ ● ● ← 上昇トレンドライン
/ (安値を結ぶ)
/
───────────→ 時間
株価が上昇している
【下降トレンドライン】
株価
↑
\
\ ●
\ ●
\ ● ← 下降トレンドライン
● ● (高値を結ぶ)
●
───────────→ 時間
株価が下落している
トレンドラインの役割
役割1:トレンドの方向性を示す
上昇トレンドライン:
「上昇トレンド中」
下降トレンドライン:
「下降トレンド中」
横ばい:
「トレンドなし(レンジ相場)」
一目で分かる
役割2:サポート・レジスタンスとして機能
サポート(支持線):
株価の下落を支える線
これより下に行きにくい
レジスタンス(抵抗線):
株価の上昇を抑える線
これより上に行きにくい
心理的な壁
役割3:トレンド転換のサイン
トレンドラインを割る:
トレンド転換の可能性
例:
上昇トレンドライン下抜け
→ 下降トレンドへ転換の可能性
重要なサイン
トレンドラインの引き方
上昇トレンドラインの引き方
基本ルール
手順:
1. チャート上で、2つ以上の安値を見つける
2. その安値同士を直線で結ぶ
3. 3つ目の安値もその線上にあれば確定
条件:
- 最低2点が必要(3点あれば理想)
- 安値が切り上がっている
- 右肩上がりの線
これが上昇トレンドライン
実際の手順(詳細)
ステップ1:
最初の安値を見つける
例:1月の安値800円
ステップ2:
次の安値を見つける
例:3月の安値850円(切り上がっている)
ステップ3:
2点を直線で結ぶ
ステップ4:
3つ目の安値を確認
例:5月の安値900円
ステップ5:
3つ目もライン上にある
→ 上昇トレンドライン確定
完成
例
株価
↑
1,200│ ●
1,100│ ●
1,000│ ●
900│ ● ← 5月安値(3点目)
850│ ← 3月安値(2点目)
800│← 1月安値(1点目)
├─────────────→ 時間
1月 3月 5月
この3点を結んだ線が上昇トレンドライン
下降トレンドラインの引き方
基本ルール
手順:
1. チャート上で、2つ以上の高値を見つける
2. その高値同士を直線で結ぶ
3. 3つ目の高値もその線上にあれば確定
条件:
- 最低2点が必要(3点あれば理想)
- 高値が切り下がっている
- 右肩下がりの線
これが下降トレンドライン
例
株価
↑
1,200│●← 1月高値(1点目)
1,100│ ● ← 3月高値(2点目)
1,000│ ● ← 5月高値(3点目)
900│
800│
├─────────────→ 時間
1月 3月 5月
この3点を結んだ線が下降トレンドライン
横ばい(レンジ)の見つけ方
基本ルール
レンジ相場:
一定の範囲内で上下を繰り返す
見つけ方:
1. 上限(レジスタンス)を見つける
2. 下限(サポート)を見つける
3. その間を行ったり来たり
これがレンジ相場
例
株価
↑
1,100│─ ● ─ ● ─ ● ─ ← 上限(レジスタンス)
1,050│ ● ● ●
1,000│ ● ●
950│ ● ● ●
900│─ ● ─ ● ─ ● ─ ← 下限(サポート)
├─────────────→ 時間
900円〜1,100円の間を行ったり来たり
これがレンジ相場
トレンドラインの実践的な活用法
活用法1:トレンドの方向性を確認
上昇トレンド中の判断
上昇トレンドライン上:
買いを継続
トレンドに乗る:
「トレンドは友達」
株研メソッドでは:
上昇トレンド中に
-2σ + 2ヶ月連続陽線が出たら買い
トレンド確認の補助材料
下降トレンド中の判断
下降トレンドライン下:
買いを見送る
逆張りは危険
株研メソッドでは:
下降トレンド中は、
たとえ-2σでも慎重に
トレンドに逆らわない
活用法2:サポート・レジスタンスとして活用
サポートラインでの買い
上昇トレンドライン:
サポート(支持線)として機能
株価がトレンドライン付近まで下落:
反発する可能性が高い
買いのチャンス
株研メソッドでは:
-2σとトレンドラインが重なる
→ 強い買いサイン
レジスタンスラインでの売り
下降トレンドライン:
レジスタンス(抵抗線)として機能
株価がトレンドライン付近まで上昇:
下落する可能性が高い
売りのチャンス
株研メソッドでは:
+2σとトレンドラインが重なる
→ 強い売りサイン
活用法3:トレンド転換の予測
上昇トレンドラインを下抜け
状況:
上昇トレンドライン上で推移していた株価が
ラインを下抜け
意味:
上昇トレンド終了の可能性
下降トレンドへ転換?
判断:
保有株を売却、または様子見
警戒サイン
下降トレンドラインを上抜け
状況:
下降トレンドライン下で推移していた株価が
ラインを上抜け
意味:
下降トレンド終了の可能性
上昇トレンドへ転換?
判断:
買いのチャンス
好機サイン
活用法4:レンジ相場での売買
レンジ上限で売り、下限で買い
レンジ相場:
900円〜1,100円
戦略:
- 900円付近で買い
- 1,100円付近で売り
- これを繰り返す
短期的な利益を積み重ねる
株研メソッドでは:
レンジ相場は避ける傾向
(トレンドのある銘柄を好む)
トレンドラインとボリンジャーバンドの組み合わせ
組み合わせの威力
上昇トレンドライン + -2σ
状況:
上昇トレンド中
株価が-2σまで下落
トレンドライン付近
判断:
✅ 上昇トレンド継続中
✅ -2σタッチ(売られすぎ)
✅ トレンドライン(サポート)
3つ重なる:
非常に強い買いサイン
絶好のチャンス
実例
JJ株:
チャート:
明確な上昇トレンドライン
ある日:
株価が-2σまで下落
トレンドライン付近で反発
株研メソッドの判断:
✅ 上昇トレンド中
✅ -2σタッチ
✅ トレンドラインがサポート
✅ 2ヶ月連続陽線(前月確認済み)
購入:
900円
6ヶ月後:
1,350円(+50%)
トレンドラインとBBの組み合わせで成功
注意:トレンドライン割れ
トレンドライン割れ = 警戒
保有株:
上昇トレンドライン上で推移
ある日:
トレンドラインを下抜け
株研メソッドの判断:
警戒サイン
対応:
- +2σ到達していなくても売却を検討
- または損切りラインを引き上げ
トレンド転換の可能性
トレンドラインの注意点
注意点1:引き方に正解はない
主観が入る
トレンドライン:
人によって引き方が違う
どの安値を結ぶか:
判断が分かれる
正解:
ない
あくまで目安
対策
複数のラインを引く:
異なる角度で複数引く
共通点を探す:
どのラインでも同じ判断なら確実
柔軟に対応
注意点2:ヒゲを含めるか?
ローソク足のヒゲ
ローソク足:
実体とヒゲがある
トレンドライン:
ヒゲの先端で引く?
実体で引く?
どちらも正解
一貫性が大事
推奨
株研メソッドでは:
終値(実体)を重視
トレンドライン:
実体で引く
統一する
注意点3:何度も引き直す
最初のラインは仮
最初:
2点でラインを引く
その後:
3点目、4点目が出てくる
調整:
ラインを引き直す
これが普通
固定しない
注意点4:長期チャートで引く
短期チャートは不安定
日足チャート:
ラインがブレやすい
月足チャート:
安定したラインが引ける
株研メソッドでは:
月足でトレンドラインを引く
信頼性が高い
株研メソッドでの位置づけ
主役ではなく補助
株研メソッド:
主役:
- ボリンジャーバンド
- 2ヶ月連続陽線
補助(トレンドライン):
- トレンドの方向性確認
- サポート・レジスタンスの確認
トレンドラインだけでは売買しない
具体的な使い方
購入時
必須条件:
✅ -2σ付近
✅ 2ヶ月連続陽線
補助的確認:
✅ 上昇トレンドライン上ならさらに良い
✅ トレンドライン付近で反発ならさらに確実
トレンドラインがなくても購入
あれば確信度が増す
売却時
必須条件:
✅ +2σ到達
補助的確認:
✅ 下降トレンドラインを下抜けたら即売却
✅ トレンドライン割れは警戒サイン
トレンドラインは参考程度
トレンドライン「だけ」では売買しない
理由:
1. 主観が入りやすい
2. 引き方に正解がない
3. ダマシも多い
推奨:
ボリンジャーバンド + 2ヶ月連続陽線 + トレンドライン
組み合わせが重要
よくある質問
Q1:トレンドラインは何本引いてもいい?
A:はい。複数引いて、共通点を探すのが有効です。
推奨:
2〜3本のトレンドラインを引く
例:
- 短期のトレンドライン(直近3ヶ月)
- 中期のトレンドライン(直近6ヶ月)
- 長期のトレンドライン(直近1年)
判断:
全てのラインが同じ方向
→ トレンドが強い
柔軟に
Q2:トレンドラインを割ったら必ず売る?
A:いいえ、他の条件も見てください。
トレンドライン割れ:
警戒サイン
でも:
すぐに売る必要はない
確認:
- +2σに到達したか?
- 2ヶ月連続陰線が出たか?
- 損切りライン(-15%)に達したか?
これらを総合的に判断
トレンドラインだけで売らない
Q3:月足でもトレンドラインは有効?
A:はい、むしろ月足の方が有効です。
日足:
ラインがブレやすい
ダマシが多い
月足:
安定したライン
信頼性が高い
株研メソッド:
月足でトレンドラインを引く
これが正解
Q4:レンジ相場はチャンス?
A:短期売買ならチャンス。株研メソッドでは避ける傾向。
レンジ相場:
上限で売り、下限で買いを繰り返す
短期売買:
チャンス
株研メソッド:
中長期投資
トレンドのある銘柄を好む
レンジ相場は避ける傾向
でも:
レンジ下限で2ヶ月連続陽線が出たら
レンジブレイクの可能性
→ 買いを検討
柔軟に対応
まとめ:トレンドラインは方向性を示す羅針盤
今日の重要ポイント
- トレンドラインとは
- 高値または安値を結んだ直線
- トレンドの方向性を視覚化
- サポート・レジスタンスとして機能
- 引き方
- 上昇:安値を2点以上結ぶ
- 下降:高値を2点以上結ぶ
- レンジ:上限と下限を確認
- 実践的活用法
- トレンドの方向性確認
- サポート・レジスタンス
- トレンド転換の予測
- レンジ相場での売買
- ボリンジャーバンドと組み合わせ
- 上昇トレンド + -2σ:強い買いサイン
- トレンドライン割れ:警戒サイン
- 株研メソッドでの位置づけ
- 主役ではなく補助
- 方向性確認の材料
- 月足で引く
- トレンドラインだけでは売買しない
最後に:補助的だが有用
トレンドラインは、方向性を示す羅針盤です。
でも:
それだけに頼るのは危険
主役:
ボリンジャーバンド + 2ヶ月連続陽線
トレンドライン:
補助的に確認
これが正解
私の使い方
月足チャート確認時:
「あ、上昇トレンド中だな」
「トレンドラインがサポートになってるな」
でも:
売買判断は、BBと陽線で
トレンドラインは参考程度
これで十分
トレンドラインを補助的に使って、相場の方向性を把握しましょう!
今日のポイント:
- トレンドライン = 高値or安値を結ぶ直線、方向性の視覚化
- 引き方:上昇は安値2点以上、下降は高値2点以上、最低3点で確定
- 活用法:方向性確認、サポート・レジスタンス、転換予測、レンジ売買
- BB組合せ:上昇+−2σは強い買い、ライン割れは警戒サイン
- 株研メソッドでは補助的、主役はBB+2ヶ月連続陽線
- 月足で引くのが最も信頼性高い、日足は不安定
- 引き方に正解なし、主観が入る、複数ライン引いて総合判断

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