レンジ相場での稼ぎ方【横ばい相場を味方にする】
こんにちは!今日は、特殊な相場での戦略を解説します。
「レンジ相場での稼ぎ方」
「レンジ相場って何?」 「横ばいでも稼げるの?」 「株研メソッドで使える?」
レンジ相場は、株研メソッドでは基本的に避ける相場です。
でも、知っておくと役立つこともあります。今日は、レンジ相場の特徴から実践的な活用法まで、完全解説します。
レンジ相場とは何か?
基本的な定義
レンジ相場とは
レンジ相場(横ばい相場):
一定の範囲内で株価が上下を繰り返す状態
別名:
- ボックス相場
- 持ち合い相場
- もみ合い相場
特徴:
明確な上昇トレンドも下降トレンドもない
英語:
Range-bound market
視覚的なイメージ
株価
↑
1,100│─ ● ─ ● ─ ● ─ ● ─ ← 上限(レジスタンス)
1,050│ ● ● ● ●
1,000│ ● ● ●
950│ ● ● ● ●
900│─ ● ─ ● ─ ● ─ ● ─ ← 下限(サポート)
├───────────────→ 時間
900円〜1,100円の間を行ったり来たり
これがレンジ相場
レンジ相場の特徴
特徴1:上限と下限が明確
上限(レジスタンス):
これ以上上がらない天井
下限(サポート):
これ以上下がらない床
範囲:
この間を行ったり来たり
予測しやすい
特徴2:トレンドがない
上昇トレンド:
右肩上がり
下降トレンド:
右肩下がり
レンジ相場:
横ばい
方向性なし
特徴3:ボリンジャーバンドが収縮
レンジ相場中:
ボリンジャーバンドの幅が狭くなる
理由:
株価の変動が小さいから
視覚的:
バンドがギュッと収縮
これがレンジ相場のサイン
なぜレンジ相場が発生するのか?
理由1:需要と供給が均衡
買いたい人:
1,100円以上では買いたくない
売りたい人:
900円以下では売りたくない
結果:
900円〜1,100円の間で均衡
レンジ相場
理由2:材料待ち
市場:
大きな材料(決算、新製品発表等)待ち
投資家:
様子見
動かない:
レンジ相場
材料が出れば:
レンジブレイク
理由3:成長が止まった企業
企業:
成長期が終わった
安定期に入った
株価:
大きく上がることも下がることもない
レンジ相場が続く
大型株に多い
レンジ相場での基本戦略
基本戦略:逆張り
下限で買い、上限で売り
戦略:
1. 下限(900円付近)で購入
2. 上限(1,100円付近)で売却
3. これを繰り返す
利益:
1回あたり約+20%
短期間で:
何度も繰り返せる
これがレンジ相場の稼ぎ方
なぜ稼げるのか?
予測しやすい:
上限と下限が明確
リスクが低い:
下限で買えば、それ以上下がりにくい
繰り返せる:
1回あたりの利益は小さいが、回数で稼ぐ
効率的
レンジ相場での実践例
実例1:OO株(2019年)
状況
OO株:
2019年1月〜6月
レンジ:
800円〜1,000円
期間:
6ヶ月間
チャート:
明確なレンジ相場
取引記録
【1回目】
1月末:800円で購入
2月末:1,000円で売却
利益:+200円(+25%)
【2回目】
3月末:820円で購入
4月末:980円で売却
利益:+160円(+19.5%)
【3回目】
5月末:810円で購入
6月末:990円で売却
利益:+180円(+22.2%)
【累計】
6ヶ月で3回取引
累計利益:+540円(+66.7%)
レンジ相場で成功
株研メソッドとの違い
株研メソッド:
-2σで購入 → +2σで売却
期間:2〜6ヶ月
1回の取引で+30〜50%
レンジ相場戦略:
下限で購入 → 上限で売却
期間:1〜2ヶ月
1回の取引で+20%前後
回数で稼ぐ
時間軸が違う
実例2:PP株(2020年)
状況
PP株:
2020年5月〜10月
レンジ:
1,200円〜1,400円
期間:
6ヶ月間
コロナショック後の安定期
取引記録
【1回目】
5月末:1,210円で購入
6月末:1,390円で売却
利益:+180円(+14.9%)
【2回目】
7月末:1,220円で購入
8月末:1,380円で売却
利益:+160円(+13.1%)
【3回目】
9月末:1,200円で購入
10月末:保有中
11月:
レンジブレイク
株価が1,500円へ上昇
判断:
レンジブレイクしたので保有継続
株研メソッドに切り替え
最終的に1,600円で売却
利益:+400円(+33.3%)
レンジ相場 → トレンド相場への転換
教訓
レンジ相場:
いつかブレイクする
ブレイク後:
大きく動く可能性
柔軟に対応:
レンジ戦略 → トレンド戦略
これが重要
レンジ相場の見つけ方
方法1:チャートの視覚的確認
月足チャートで確認
手順:
1. 月足チャートを表示
2. 過去6ヶ月〜1年を見る
3. 明確な上限と下限があるか確認
上限と下限:
何度も反発している
これがレンジ相場
ポイント
最低3回:
上限または下限で反発している
例:
上限1,100円で3回反発
下限900円で3回反発
これなら信頼できる
2回以下:
まだ不確実
方法2:ボリンジャーバンドの収縮
バンド幅が狭い
ボリンジャーバンド:
±1σ、±2σ、±3σ
レンジ相場:
バンド幅が狭くなる
視覚的:
ギュッと収縮
これがサイン
スクイーズ(圧縮)
スクイーズ:
バンドが極端に狭くなること
意味:
レンジ相場の極致
嵐の前の静けさ
その後:
大きく動く可能性
注目
方法3:移動平均線が横ばい
移動平均線の角度
上昇トレンド:
移動平均線が右肩上がり
下降トレンド:
移動平均線が右肩下がり
レンジ相場:
移動平均線が横ばい
角度で判断
レンジ相場での注意点
注意点1:ダマシがある
上限を超えて上昇
レンジ上限:
1,100円
ある日:
1,150円まで上昇
「レンジブレイク!」
でも:
翌日、1,050円に下落
ダマシ
これがある
確定するまで待つ
対策
レンジブレイク確認:
上限を2%以上超えて、
2日間連続で終値が上限超え
これで確定
それまでは様子見
注意点2:時間がかかる
レンジ相場は長期化しやすい
レンジ期間:
数ヶ月〜数年
長い:
1年以上続くことも
待つのが苦痛:
退屈
株研メソッド向きではない
注意点3:利益が小さい
1回あたりの利益
レンジ幅:
900円〜1,100円
利益:
200円(約22%)
株研メソッド:
1回で+30〜50%
レンジ相場:
利益が小さい
回数で稼ぐ必要
注意点4:レンジブレイク後の急変動
ブレイク後は予測不能
レンジ相場:
予測しやすい
ブレイク後:
どこまで動くか予測不能
上にブレイク:
+50%、+100%の可能性
下にブレイク:
-30%、-50%の可能性
リスクも大きい
株研メソッドでのレンジ相場の扱い
基本方針:避ける
株研メソッド:
トレンドのある銘柄を好む
理由:
1. レンジ相場は時間がかかる
2. 1回の利益が小さい
3. 月1回チェックと相性が悪い
基本:
レンジ相場の銘柄は選ばない
トレンドのある銘柄に投資
例外:レンジ下限で2ヶ月連続陽線
レンジブレイクの予兆
状況:
レンジ相場中
レンジ下限(900円付近)
ある月:
2ヶ月連続陽線が出現
意味:
上昇トレンドへの転換の可能性
レンジブレイクの予兆
判断:
購入を検討
株研メソッドの条件:
✅ -2σ付近(レンジ下限付近)
✅ 2ヶ月連続陽線
✅ 株価1,000円以下
全て満たせば購入
実例
QQ株:
6ヶ月間レンジ相場:
800円〜1,000円
ある月:
レンジ下限(820円)で2ヶ月連続陽線
株研メソッドの判断:
レンジブレイクの可能性
購入
購入価格:850円
その後:
レンジ上抜け
1,200円へ上昇(+41.2%)
成功
保有中にレンジ相場に入ったら
判断基準
状況:
保有株が+1σ付近で横ばい
レンジ相場に入った
判断:
+2σに到達するまで保有継続
理由:
いずれレンジブレイクする可能性
ただし:
6ヶ月以上レンジが続く場合は
見切りをつけることも検討
柔軟に対応
レンジ相場とストキャスティクスの活用
ストキャスティクスが有効
レンジ相場での威力
ストキャスティクス:
買われすぎ・売られすぎを判断
レンジ相場:
規則的な上下動
相性:
非常に良い
戦略:
ストキャス20以下で買い
ストキャス80以上で売り
レンジ相場で有効
実例
RR株(レンジ相場):
下限900円付近:
ストキャスティクス20以下
→ 購入
上限1,100円付近:
ストキャスティクス80以上
→ 売却
これを繰り返す
レンジ相場とストキャスの組み合わせで成功
よくある質問
Q1:レンジ相場だけで稼げる?
A:短期的には可能。でも株研メソッドの方が効率的。
レンジ相場戦略:
1回+20%程度
何度も繰り返す必要
株研メソッド:
1回+30〜50%
回数が少なくて済む
効率:
株研メソッドの方が良い
レンジ相場だけに頼らない
Q2:レンジ相場はいつ終わる?
A:予測不可能。材料が出た時。
レンジ相場の終わり:
- 決算発表
- 新製品発表
- 業界の変化
- 市場全体の変動
タイミング:
予測不可能
いつか終わる:
確実
ブレイクに備える
Q3:レンジ幅が狭い場合は?
A:利益が小さすぎる。避けるべき。
例:
レンジ幅980円〜1,020円
利益:
40円(約4%)
手数料:
往復で約1%
実質利益:
約3%
少なすぎる
推奨レンジ幅:
最低でも15%以上
これ以下は避ける
Q4:月1回チェックでレンジ相場は難しい?
A:はい、難しいです。週1回以上のチェックが必要。
レンジ相場戦略:
タイミングが重要
月1回チェック:
上限や下限を逃す可能性
推奨:
週1回以上のチェック
株研メソッド(月1回)とは相性が悪い
これがレンジ相場を避ける理由
まとめ:レンジ相場は補助的に
今日の重要ポイント
- レンジ相場とは
- 一定範囲内で上下を繰り返す
- 上限と下限が明確
- トレンドがない
- 基本戦略
- 下限で買い、上限で売り
- 1回+20%程度
- 繰り返して稼ぐ
- 見つけ方
- チャートの視覚的確認
- ボリンジャーバンドの収縮
- 移動平均線が横ばい
- 注意点
- ダマシがある
- 時間がかかる
- 利益が小さい
- ブレイク後は予測不能
- 株研メソッドでは
- 基本的に避ける
- トレンドのある銘柄を好む
- 例外:レンジ下限で2ヶ月連続陽線
最後に:トレンドの方が効率的
レンジ相場は、知っておくと便利です。
でも:
メインにすべきではない
理由:
- 時間がかかる
- 利益が小さい
- 月1回チェックと相性が悪い
株研メソッド:
トレンドのある銘柄に投資
こちらの方が効率的
私の使い方
基本:
トレンドのある銘柄を探す
偶然レンジ相場を発見:
「レンジ下限で2ヶ月連続陽線が出たら買う」
レンジブレイクに賭ける
これくらい
レンジ相場メインではない
レンジ相場は補助的に理解して、主役はトレンドのある銘柄に!
次回は、「配当利回りの基本【インカムゲインとキャピタルゲインの違い】」を解説します。
一緒に、様々な相場を理解して、確実に利益を積み重ねていきましょう!
今日のポイント:
- レンジ相場 = 一定範囲内で上下を繰り返す横ばい相場、トレンドなし
- 基本戦略:下限で買い上限で売り、1回+20%程度、繰り返して稼ぐ
- 見つけ方:上限下限で3回以上反発、ボリンジャーバンド収縮、移動平均線横ばい
- 注意点:ダマシ、時間かかる、利益小さい、ブレイク後予測不能
- 株研メソッドでは基本的に避ける、トレンドのある銘柄を好む
- 例外:レンジ下限で2ヶ月連続陽線はブレイク予兆、購入検討
- 月1回チェックと相性悪い、レンジ相場は週1回以上必要

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