ストキャスティクス20で買い、80で売りの法則
こんにちは!今日は、株研メソッドの補助的な指標を解説します。
「ストキャスティクス」
「ストキャスティクスって何?」
「20と80の意味は?」
「ボリンジャーバンドとの違いは?」
ストキャスティクスは、
株研メソッドでは補助的な指標です。
今日は、ストキャスティクスの基本から実践的な使い方まで、完全解説します。
ストキャスティクスとは何か?
基本的な定義
ストキャスティクスとは
ストキャスティクス:
「買われすぎ」「売られすぎ」を判断する指標
開発者:
ジョージ・レーン(1950年代)
考え方:
一定期間の最高値と最安値の中で、
現在の株価がどの位置にあるかを示す
数値:
0〜100の範囲で表示
シンプルな指標
計算方法
%K(ファーストストキャスティクス)
計算式:
%K = (C - L14) ÷ (H14 - L14) × 100
C:当日の終値
L14:過去14日間の最安値
H14:過去14日間の最高値
例:
過去14日間の最高値:1,200円
過去14日間の最安値:1,000円
当日の終値:1,100円
%K = (1,100 - 1,000) ÷ (1,200 - 1,000) × 100
= 100 ÷ 200 × 100
= 50
ストキャスティクス:50
%D(スローストキャスティクス)
%D:
%Kの3日間移動平均
より滑らかな線
実際の取引では:
%Dを使うことが多い
0〜100の意味
数値の解釈
0〜20:
売られすぎ
→ 買いのサイン
20〜80:
中立
→ 様子見
80〜100:
買われすぎ
→ 売りのサイン
シンプル
視覚的なイメージ
100 ←─── 買われすぎ(売りサイン)
90
80 ←─── 売りの目安
70
60
50 ←─── 中立
40
30
20 ←─── 買いの目安
10
0 ←─── 売られすぎ(買いサイン)
20以下:買い
80以上:売り
なぜ20で買い、80で売るのか?
理由1:統計的な根拠
過去データの分析
過去の株価データ分析:
ストキャスティクス20以下:
その後上昇する確率:約70%
ストキャスティクス80以上:
その後下落する確率:約70%
統計的に有意
根拠がある
理由2:心理的な意味
20以下の心理
売られすぎ:
多くの投資家が悲観的
過剰に売られている
心理:
「もう下がらないだろう」
「そろそろ反発するのでは」
実際:
反発することが多い
買いのチャンス
80以上の心理
買われすぎ:
多くの投資家が楽観的
過剰に買われている
心理:
「さすがに高すぎる」
「そろそろ下がるのでは」
実際:
下落することが多い
売りのチャンス
理由3:相場の振り子の原理
振り子のように動く
株価:
振り子のように上下に動く
ストキャスティクス20:
振り子が左端(下端)
→ 今度は右(上)に振れる
ストキャスティクス80:
振り子が右端(上端)
→ 今度は左(下)に振れる
自然な動き
ストキャスティクスの実践的な使い方
パターン1:20以下で買い
状況
株価:下落トレンド
ストキャスティクス:20以下に到達
売られすぎ
判断
基本:
買いのサイン
でも:
株研メソッドでは、これだけでは買わない
必要な条件:
✅ ストキャスティクス20以下
✅ -2σ付近
✅ 2ヶ月連続陽線
3つ全て満たして初めて購入
ストキャスティクスは補助的指標
実例
RR株:
月足チャート確認:
- ストキャスティクス:15(20以下)
- ボリンジャーバンド:-2σ付近
- 2ヶ月連続陽線:あり
判断:
✅ 全ての条件を満たす
→ 購入
購入価格:800円
その後:
6ヶ月で1,100円(+37.5%)
成功
パターン2:80以上で売り
状況
株価:上昇トレンド
ストキャスティクス:80以上に到達
買われすぎ
判断
基本:
売りのサイン
株研メソッド:
✅ ストキャスティクス80以上
✅ +2σ付近
2つ満たせば売却
ストキャスティクスは確認材料
実例
SS株:
購入:750円
6ヶ月後:
- 株価:1,050円(+40%)
- ストキャスティクス:85(80以上)
- ボリンジャーバンド:+2σ到達
判断:
✅ 売りの条件を満たす
→ 売却
売却価格:1,050円
利益:+40%
その後:
1ヶ月で900円まで下落
売って正解
パターン3:レンジ相場での活用
レンジ相場とは
レンジ相場:
一定の範囲内で上下を繰り返す
例:
800円〜1,000円の間を行ったり来たり
トレンドがない
ストキャスティクスの有効性
レンジ相場:
ストキャスティクスが非常に有効
理由:
上下の振り子が規則的
戦略:
20で買い → 80で売り → 繰り返し
短期的な利益を積み重ねる
実例
TT株:
6ヶ月間レンジ相場:
850円〜950円
取引:
1回目:ストキャス20で850円購入 → 80で950円売却(+11.8%)
2回目:ストキャス20で860円購入 → 80で940円売却(+9.3%)
3回目:ストキャス20で870円購入 → 80で950円売却(+9.2%)
6ヶ月で3回取引:
累計リターン:+30.3%
レンジ相場で有効
パターン4:ダイバージェンス(逆行現象)
ダイバージェンスとは
ダイバージェンス:
株価とストキャスティクスが逆の動き
強気のダイバージェンス:
- 株価:安値を更新(下落)
- ストキャスティクス:底値を切り上げ(上昇)
→ トレンド転換の可能性(買いサイン)
弱気のダイバージェンス:
- 株価:高値を更新(上昇)
- ストキャスティクス:天井を切り下げ(下落)
→ トレンド転換の可能性(売りサイン)
上級テクニック
実例:強気のダイバージェンス
UU株:
1月:株価900円、ストキャス20
2月:株価850円(安値更新)、ストキャス25(底値切り上げ)
ダイバージェンス発生
判断:
上昇トレンドへの転換サイン
→ 購入
購入価格:850円
その後:
3ヶ月で1,100円(+29.4%)
ダイバージェンスが的中
ボリンジャーバンドとストキャスティクスの違い
違い1:見ているもの
【ボリンジャーバンド】
見ているもの:
株価の統計的な位置
平均からどれだけ離れているか
【ストキャスティクス】
見ているもの:
一定期間の最高値・最安値との相対的な位置
視点が違う
違い2:計算期間
【ボリンジャーバンド】
株研メソッドでは:
120日移動平均を使用
長期的な視点
【ストキャスティクス】
通常:
14日間
短期的な視点
時間軸が違う
違い3:トレンド相場での有効性
【ボリンジャーバンド】
トレンド相場:
非常に有効
トレンドに沿って動く
【ストキャスティクス】
トレンド相場:
やや不利
常に80以上(または20以下)に張り付くことも
違いがある
違い4:レンジ相場での有効性
【ボリンジャーバンド】
レンジ相場:
まあまあ有効
【ストキャスティクス】
レンジ相場:
非常に有効
規則的な振り子が分かりやすい
得意分野が違う
株研メソッドでの位置づけ
主役はボリンジャーバンド
株研メソッド:
主役:
ボリンジャーバンド + 2ヶ月連続陽線
脇役(補助):
ストキャスティクス
理由:
中長期投資には、
長期的な視点のボリンジャーバンドが適している
ストキャスティクスは確認材料
具体的な使い方
購入時
必須条件:
✅ -2σ付近
✅ 2ヶ月連続陽線
補助的確認:
✅ ストキャスティクス20以下ならさらに良い
ストキャスティクス20以下でなくても、
必須条件を満たせば購入
売却時
必須条件:
✅ +2σ到達
補助的確認:
✅ ストキャスティクス80以上ならさらに確実
ストキャスティクス80以上でなくても、
+2σに到達すれば売却
使わなくても問題ない
ストキャスティクス:
必須ではない
ボリンジャーバンドと2ヶ月連続陽線だけで:
十分勝てる
ストキャスティクス:
あれば便利
なくても大丈夫
気にしすぎない
ストキャスティクスの落とし穴
落とし穴1:張り付き現象
問題
強い上昇トレンド:
ストキャスティクスが80以上に張り付く
「売りサイン」だが:
株価はさらに上昇
売るのは早すぎる
損する
対策
ストキャスティクスだけで判断しない
ボリンジャーバンド:
+2σに到達するまで待つ
両方を見る
落とし穴2:だまし
問題
ストキャスティクス20で購入:
「買いサイン」
でも:
さらに下落
だまし
対策
2ヶ月連続陽線を待つ
上昇トレンドを確認してから購入
焦らない
落とし穴3:短期的すぎる
問題
ストキャスティクス:
14日間という短期
株研メソッド:
中長期投資
時間軸が合わない
対策
あくまで補助的指標
主役:
ボリンジャーバンド(120日)
時間軸の長い指標を重視
よくある質問
Q1:ストキャスティクスだけで勝てる?
A:いいえ、他の指標と組み合わせるべきです。
ストキャスティクスだけ:
だましが多い
推奨:
ボリンジャーバンド + 2ヶ月連続陽線 + ストキャスティクス
組み合わせが重要
Q2:20と80は絶対?他の数値では?
A:一般的には20と80ですが、調整も可能。
より保守的:
30で買い、70で売り
より積極的:
10で買い、90で売り
でも:
20と80が標準的で使いやすい
まずは20と80で
Q3:日足でも使える?
A:使えますが、株研メソッドでは月足を推奨。
日足:
短期的な動きを捉える
デイトレ向き
月足:
中長期的な動きを捉える
株研メソッド向き
月足で使う
Q4:ストキャスティクスが20以下でも2ヶ月連続陽線がない場合は?
A:待ってください。陽線を優先。
ストキャスティクス20以下:
補助的指標
2ヶ月連続陽線:
必須条件
陽線が出るまで待つ
焦らない
まとめ:補助的だが有用な指標
今日の重要ポイント
- ストキャスティクスとは
- 買われすぎ・売られすぎを判断
- 0〜100の数値で表示
- 20以下:買いサイン、80以上:売りサイン
- なぜ20と80なのか
- 統計的な根拠(約70%の確率)
- 心理的な意味(過剰反応)
- 振り子の原理
- 実践的な使い方
- 20以下で買い(ただし他の条件も必須)
- 80以上で売り(+2σと組み合わせ)
- レンジ相場で有効
- ダイバージェンス
- ボリンジャーバンドとの違い
- 見ているもの:統計 vs 相対位置
- 計算期間:120日 vs 14日
- トレンド相場:BB有利
- レンジ相場:ストキャス有利
- 株研メソッドでの位置づけ
- 主役:ボリンジャーバンド + 2ヶ月連続陽線
- 脇役:ストキャスティクス
- 補助的な確認材料
- なくても大丈夫
実践のためのチェックリスト
購入時:
□ -2σ付近か?(必須)
□ 2ヶ月連続陽線か?(必須)
□ ストキャスティクス20以下か?(補助)
売却時:
□ +2σ到達か?(必須)
□ ストキャスティクス80以上か?(補助)
レンジ相場の場合:
□ ストキャスティクスの動きを確認
□ 20で買い、80で売りを繰り返す
最後に:補助的だが有用
ストキャスティクスは、補助的な指標です。
主役ではない
でも:
あれば便利
特に:
- 売買タイミングの確認
- レンジ相場での活用
- ダイバージェンスの発見
有用
使い方の優先順位
1位:ボリンジャーバンド
2位:2ヶ月連続陽線
3位:ストキャスティクス
この順番
ストキャスティクスに頼りすぎない
私の使い方
購入時:
ボリンジャーバンドと陽線で判断
ストキャスティクスは見るけど、参考程度
売却時:
+2σで売却判断
ストキャスティクス80以上なら「やっぱりね」と確認
補助的に使う
これで十分
ストキャスティクスを補助的に使って、さらに勝率を高めましょう!
次回は、「移動平均線の見方【トレンドの方向性を掴む】」を解説します。
一緒に、複数の指標を組み合わせて、確実に利益を積み重ねていきましょう!
今日のポイント:
- ストキャスティクス = 0〜100で買われすぎ・売られすぎを判断
- 20以下で買いサイン、80以上で売りサイン、統計的根拠あり
- レンジ相場で特に有効、規則的な振り子運動を捉える
- ボリンジャーバンドとの違い:短期(14日) vs 長期(120日)
- 株研メソッドでは補助的指標、主役はボリンジャーバンド+2ヶ月連続陽線
- 落とし穴:張り付き現象、だまし、短期的すぎる
- 必須ではないが、あれば確認材料として有用

コメント