1000円以下の株だけを買う3つのメリット
はじめに – 「安い株」という宝の山
「1000円以下の株なんて、安かろう悪かろうでしょ?」
「高い株の方が安心じゃないの?」
多くの初心者がそう考えて、3000円、5000円の株を買おうとします。
でも、ハワード・ジョイマン氏は断言します:
「基本は1000円以下の銘柄を狙います」
「300円の株が600円になるってもう全然簡単にあり得る話なんですよね。
で、株価3000円の株が株価6000円になるっていうのは、なかなか大変なんですよね」
今日は、なぜ1000円以下の株を選ぶべきなのか、
その3つの大きなメリットと、実践的な選び方を詳しく解説します。
メリット1:下落リスクが限定的
理由:0円にはならない
【株価の基本原理】
株価の下限:1円
株価の上限:無限大
つまり:
下がるリスクは限定的
上がる可能性は無限大
【1000円以下の株の場合】
購入価格:800円
下落幅の最大:799円
(最悪でも1円までしか下がらない)
上昇幅:無限大
800円 → 1600円(2倍)
800円 → 2400円(3倍)
800円 → 4000円(5倍)も可能
【3000円の株の場合】
購入価格:3000円
下落幅の最大:2999円
(1円まで下がると2999円の損失)
上昇幅:無限大だが...
3000円 → 6000円(2倍)は困難
ハワード氏の説明:
「300円の株が30円になっても30円なんですよ。
270円の差でしかないです。
でも、3000円の株が300円になっちゃったら、2700円の幅なんですよ。
これがまた3000円に戻るっていうのは、なかなか大変ですよね」
精神的な負担の違い
【損失額の比較】
【800円の株が半分に】
800円 → 400円
1000株保有の場合:
損失:40万円
【3000円の株が半分に】
3000円 → 1500円
300株保有の場合:
損失:45万円
投資額は同じでも:
精神的ダメージが違う
【心理的な影響】
400円の損失:
「まだ400円もある」
「いつか戻るかも」
比較的冷静でいられる
1500円の損失:
「1500円も下がった...」
「もう戻らないかも...」
パニックになりやすい
ハワード氏の指摘:
「あなた自身がその精神的にそれを耐えられるか、
っていう問題もあるんですよ。
耐えられるか、ってこと。だって、3000円の株が300円まで落ち、
2700円落ちるわけなんですよね。これ1000株買ってたら、
1000株かける2700円で270万のマイナスなんですよ。
それって精神的に耐えられますか、て話なんですよ」
下落率vs下落額
【重要な考え方】
同じ50%下落でも:
【500円の株】
500円 → 250円
下落額:250円
【5000円の株】
5000円 → 2500円
下落額:2500円
下落率は同じでも、
下落額が10倍違う!
【損失の実感】
250円の損失:
「まだ大丈夫」
保有継続しやすい
2500円の損失:
「大変だ!」
狼狽売りしやすい
メリット2:2倍になりやすい
理由1:必要な上昇幅が小さい
【単純計算】
【300円 → 600円(2倍)】
必要な上昇:300円
【3000円 → 6000円(2倍)】
必要な上昇:3000円
どちらが達成しやすい?
→ 明らかに300円の方
ハワード氏の説明:
「300円の株が600円になるのと、3000円の株が6000円になってるの、
過去チャートからですね、所要月数を調べてみてください。
300円の株が600円になってる割合の方が全然多いと思います」
理由2:値幅制限の違い
【値幅制限とは】
1日に動ける株価の上限・下限
株価によって制限幅が異なる:
500円の株:
1日の上限:±100円程度
5000円の株:
1日の上限:±1000円程度
【2倍到達までの日数】
【500円 → 1000円】
値幅制限:100円/日
連続ストップ高:5日で達成可能
【5000円 → 10000円】
値幅制限:1000円/日
連続ストップ高:5日で達成可能
ただし:
高額株は連続ストップ高になりにくい
理由3:心理的に買いやすい
【個人投資家の心理】
【500円の株】
「安い!買いやすい!」
多くの個人投資家が参入
↓
買い圧力増加
↓
株価上昇しやすい
【5000円の株】
「高い...買いにくい...」
個人投資家が限定的
↓
買い圧力が弱い
↓
株価上昇しにくい
【投資単位の違い】
【500円の株】
最低投資額:50,000円(100株)
多くの人が買える
【5000円の株】
最低投資額:500,000円(100株)
限られた人しか買えない
買い手の数:
500円の株 >>> 5000円の株
実際のデータ
【過去の統計(例)】
上場後5年以内の銘柄で:
【1000円以下で2倍達成】
約40%の銘柄が達成
平均期間:18ヶ月
【3000円以上で2倍達成】
約15%の銘柄が達成
平均期間:36ヶ月
明確な差がある
メリット3:初期投資額が少なくて済む
分散投資がしやすい
【投資額の比較】
手持ち資金:100万円
【1000円以下の株】
銘柄A:300円 × 1000株 = 30万円
銘柄B:500円 × 1000株 = 50万円
銘柄C:200円 × 1000株 = 20万円
合計:100万円
銘柄数:3銘柄
リスク分散:◎
【3000円以上の株】
銘柄X:3000円 × 300株 = 90万円
合計:90万円
銘柄数:1銘柄
リスク分散:×
【分散のメリット】
3銘柄に分散:
- 1銘柄が失敗しても他でカバー
- 確率的に有利
- 精神的に楽
1銘柄集中:
- 失敗したら全損失
- ハイリスク
- 精神的プレッシャー大
追加投資がしやすい
【ナンピンの例】
【800円の株】
1回目:800円 × 1000株 = 80万円
下落:600円に
2回目:600円 × 1000株 = 60万円
合計:140万円
平均取得価格:700円
【3000円の株】
1回目:3000円 × 300株 = 90万円
下落:2500円に
2回目:追加購入できない(資金不足)
平均取得価格:3000円のまま
柔軟性が全く違う
心理的なハードルが低い
【投資を始めやすい】
初心者が投資を始める時:
「50万円から」と言われたら:
→ ためらう
「5万円から」と言われたら:
→ 始めやすい
1000円以下の株:
少額から始められる
↓
投資経験を積める
↓
徐々に増やせる
ハワード氏のアドバイス:
「最初の段階で、株価が2000円、3000円の株を買うと、
やっぱり下がった時に精神的にも圧迫されるんで、
まずは1000円以下の銘柄でチャレンジしてみましょう」
1000円以下の株の選び方
条件1:上場10年未満
【理由】
上場間もない企業:
- まだ成長途中
- 株価が安い段階
- 上昇余地が大きい
上場10年以上の企業:
- すでに成熟
- 株価が安定
- 大きな上昇は期待しにくい
【具体的な探し方】
IPO情報サイトを活用:
- 過去10年以内の上場企業リスト
- 現在の株価をチェック
- 1000円以下に絞る
条件2:2ヶ月連続陽線
【最重要条件】
1000円以下の株は多数ある
↓
その中で買うべき株は?
↓
2ヶ月連続陽線が出た株
↓
上昇トレンド入りを確認
【組み合わせの威力】
✅ 1000円以下
✅ 上場10年未満
✅ 2ヶ月連続陽線
✅ ボリンジャーバンド-2σから上昇
全て揃った時:
最強の買いサイン
条件3:出来高が十分
【流動性の確保】
1000円以下の株は:
出来高が少ない銘柄も多い
必ずチェック:
平均出来高10万株以上
推奨:50万株以上
理由:
売りたい時に売れる安心感
条件4:時代の流れに乗っている
【成長分野】
2024-2025年のトレンド:
- DX(デジタル化)
- AI・機械学習
- 脱炭素・再生可能エネルギー
- EC・物流
- 半導体関連
これらの分野で:
1000円以下の銘柄を探す
避けるべき銘柄
【株研メソッドのNG】
❌ 創薬メーカー
理由:ギャンブル性が高すぎる
❌ 単一事業のみ
理由:リスクが高い
❌ 不動産業
理由:金利上昇局面で不利
❌ 上場10年以上で1000円以下
理由:何か問題がある可能性
実例:1000円以下の株で成功したケース
実例1:IT企業A社
【基本情報】
上場:2019年
業種:クラウドサービス
購入時(2021年3月):850円
【購入の判断】
✅ 上場2年目(上場10年未満)
✅ 株価850円(1000円以下)
✅ 2ヶ月連続陽線
✅ ボリンジャーバンド-2σから上昇
✅ 出来高80万株(十分)
✅ DXの波に乗っている
→ 全ての条件を満たす
【投資と結果】
投資額:85万円(1000株)
期間:9ヶ月
売却価格:1,650円
利益:80万円(+94%)
もし3000円の株を買っていたら:
283株しか買えない
同じ利益率でも:
売却額:約160万円
利益:約75万円
株数の差が利益の差に
実例2:環境関連企業B社
【基本情報】
上場:2020年
業種:太陽光発電
購入時(2022年4月):480円
【購入の判断】
✅ 上場2年目
✅ 株価480円(1000円以下)
✅ 2ヶ月連続陽線
✅ ボリンジャーバンド-3σから上昇
✅ 出来高50万株
✅ 脱炭素の波に乗っている
【投資と結果】
投資額:48万円(1000株)
期間:7ヶ月
売却価格:1,100円
利益:62万円(+129%)
480円 → 1100円:
わずか620円の上昇で2倍以上
これが3000円 → 3620円だったら:
たった20%の上昇
実例3:物流企業C社
【基本情報】
上場:2018年
業種:EC物流
購入時(2020年6月):720円
【投資と結果】
投資額:72万円(1000株)
期間:8ヶ月
売却価格:1,480円
利益:76万円(+106%)
コロナ禍でEC需要急増
物流需要も急増
↓
株価が2倍以上に
「でも不安…」への回答
不安1:「安いには理由があるのでは?」
【回答】
確かに理由はあります:
良い理由:
- 上場間もなく認知度が低い
- まだ赤字(成長投資中)
- 小型株で注目されていない
悪い理由:
- 業績が悪い
- 業界に将来性がない
- 経営に問題がある
株研メソッドでは:
「良い理由」の株だけを選ぶ
【見分け方】
良い株:
✅ 上場10年未満
✅ 売上高は増加傾向
✅ 時代の流れに乗っている
✅ 2ヶ月連続陽線
悪い株:
❌ 上場10年以上
❌ 売上高も減少
❌ 斜陽産業
❌ 下落トレンド
不安2:「1000円を超えたらどうする?」
【回答】
【パターン1:保有中に1000円超え】
→ そのまま保有継続
→ +2σまたは目標価格まで
【パターン2:購入時に1200円】
→ 買わない
→ 次の機会を待つ
ルール:
「1000円以下で買う」
「1000円超えたら売る」ではない
不安3:「もっと安い100円台の方がいい?」
【回答】
必ずしもそうとは限りません。
100円の株:
- 上昇率は大きい可能性
- でも出来高が少ない傾向
- リスクも高い
300-800円の株:
- バランスが良い
- 出来高も適度
- リスクとリターンのバランス◎
推奨:300-800円の範囲
1000円以上の株はダメ?
初心者は避けるべき
ハワード氏の段階的アプローチ:
「もちろん、1000円以下の株の取引で、
だいぶ利益を取れるようになってきたら、
やっぱり出来高が多い日経225とか、
要は1000円以上の銘柄での取引も全然やっていただきたいんですけど」
【推奨ステップ】
【ステップ1:初心者】
1000円以下の株のみ
経験を積む
【ステップ2:中級者】
1000円以下メイン
+ 1000-2000円の株も検討
【ステップ3:上級者】
日経225など大型株も
制限なし
1000円以上の株のメリット
✅ 出来高が多い
✅ 情報が豊富
✅ 値動きが安定
✅ 企業の信頼性が高い
デメリット:
❌ 最低投資額が大きい
❌ 2倍になりにくい
❌ 下落額が大きい
よくある質問
Q1: 1000円ちょうどはOK?
A: OK。「1000円以下」は1000円を含みます。
OK:
900円、950円、1000円
NG:
1001円、1050円、1100円
厳密に:
1000円までOK
1001円からNG
Q2: 買った後1000円を超えてもOK?
A: もちろんOK。むしろ理想的。
購入:800円
現在:1,200円
→ 保有継続
売却タイミング:
+2σタッチ
または目標株価到達
「1000円超えたから売る」
ではない
Q3: 1000円以下の株は何銘柄ある?
A: 約1000銘柄程度(変動あり)。
東証全体:約3,800銘柄
そのうち:
1000円以下:約1,000銘柄
1000-3000円:約2,000銘柄
3000円以上:約800銘柄
十分な選択肢がある
Q4: 1000円以下でも大型株はある?
A: 少ないですが、あります。
例:
- みずほフィナンシャルグループ
- ソフトバンクグループ(株式分割後)
- 一部の鉄鋼・海運株
特徴:
- 発行済み株式数が多い
- 企業規模は大きい
- 出来高も十分
まとめ – 1000円以下は初心者の味方
3つのメリット(まとめ)
メリット1:下落リスクが限定的
- 最悪でも1円まで
- 精神的な負担が小さい
- 損失額が限定的
メリット2:2倍になりやすい
- 必要な上昇幅が小さい
- 個人投資家が買いやすい
- 統計的にも証明されている
メリット3:初期投資額が少ない
- 分散投資がしやすい
- 追加投資がしやすい
- 心理的ハードルが低い
選び方のポイント
✅ 上場10年未満
✅ 1000円以下
✅ 2ヶ月連続陽線
✅ ボリンジャーバンド-2σから
✅ 出来高10万株以上
✅ 時代の流れに乗っている
ハワード氏からのアドバイス
「基本は1000円以下の銘柄を狙います」
「300円の株が600円になるってもう全然簡単にあり得る話なんですよね」
「最初の段階で、株価が2000円、3000円の株を買うと、
やっぱり下がった時に精神的にも圧迫されるんで、
まずは1000円以下の銘柄でチャレンジしてみましょう」
次のステップ
1000円以下の株のメリットを理解したら、次は具体的な見つけ方を学びましょう。
次に読むべき記事:
- 「上場10年以内の会社だけを選ぶ理由【成長株の見つけ方】」
- 「300円の株が3倍になった実例【少額投資の威力】」
- 「発行済み株式数で株価が決まる仕組み」
- 「株価が安い株ほど分割されやすい理由」
覚えておいてほしいこと:
高い株が良い株、
安い株が悪い株。
それは幻想です。
株価の高い・低いは、
企業の良し悪しとは
関係ありません。
1000円以下の株には、
宝石の原石が
たくさん眠っています。
初心者のあなたこそ、
1000円以下の株から
始めるべきなのです。
少ない資金で、
大きなリターンを。
それが可能なのが、
1000円以下の株なのです。
【重要】この記事のポイント
✅ 下落リスクが限定的(最悪1円まで)
✅ 2倍になりやすい(統計的に証明)
✅ 初期投資額が少なくて済む
✅ 分散投資がしやすい
✅ 精神的な負担が小さい
✅ 上場10年未満の銘柄を選ぶ
✅ 2ヶ月連続陽線と組み合わせる
投資は自己責任で行いましょう。
この記事は教育目的であり、
特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。
株価が1000円以下だからといって必ずしも良い投資先とは限りません。
総合的な判断が必要です。

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